栄養学雑誌
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22 巻 , 1 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 有本 邦太郎
    1964 年 22 巻 1 号 p. 1-2
    発行日: 1964/01/30
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 慎次郎, 大島 寿美子, 寺田 喜己男
    1964 年 22 巻 1 号 p. 3-4
    発行日: 1964/01/30
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    The serum cholesterol lowering effect of trial margarines made of rice-bran oil enriched with vitamin B6 and calcium pantonate was observed.
    The compositions of five kinds of the trial margarines were as follows:
    No. 1. Rice-bran oil 75% & hydrogenated rice-bran oil (38°C).
    No. 2. The same enriched with B6 1.5mg as daily dose.
    No. 3. The same enriched with B6 3.0mg as daily dose.
    No. 4. The same enriched with calcium pantonate 10mg as daily dose.
    No. 5. The same enriched with calcium pantonate 20mg as daily dose.
    Both No. 3 and No. 5 margarines enriched with B6 3.0mg or calcium pantonate 20mg were more effective than the other margarines.
  • 田所 吉忠
    1964 年 22 巻 1 号 p. 5-9
    発行日: 1964/01/30
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    (1) 前報に引続き異なる種類の単一および複合蛋白質を含む同一熱量を持つた飼料を一定期間投与し, 振動を負荷した場合, 白鼠の成長および肝臓機能の差を調べた。
    (2) 振動を負荷して蛋白質の種類を変えた場合, 動物性蛋白質を与えた方が植物性蛋白質よりも体重増加が明らかに現れ, また白鼠の嗜好にも関連するが蛋白含量のやや少ない飼料の場合でも餌の摂取量さえ多ければ動物性蛋白をも含有するアミノ酸配合のバランスの取れた餌を与えた群は予想以上に成長が良い。
    (3) 中途より寒冷ストレスを振動と平行して受けさせた場合, 動物性高蛋白質を摂つている群はごく一時的に体重増加がにぶるが植物性蛋白質のみを摂取している群では明らかに体重増加に悪影響を与えた。
    (4) 動物蛋白を多く与えた群即ちII-群の白鼠は非常に活動的であり気が荒く, それにひかえIV-群は特に元気なく, 摂取蛋白飼料による外面的の差も見られた。
  • 中島 欽一
    1964 年 22 巻 1 号 p. 10-15
    発行日: 1964/01/30
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    1) これまでに, 単一, 異種蛋白の一定期間投与における振動など「ストレス」負荷の影響を実験したが, 高蛋白を与えると「ストレス」耐性において良い結果を得るものと思われたので, 今回は蛋白の質を検討するため「アミノ」酸組成 (蛋白価) を考慮しつつ白鼠の成長および臓器の機能への影響を研究した。また新に「ストレス」と栄養との関連を心理的観点に立つて白鼠の行動について迷路実験を行なつた。
    2)「アミノ」酸組成の良い, 即ち蛋白価の高い蛋白含量の多い飼料を多量に摂取した場合は振動などの「ストレス」負荷の影響を相当減少できるのに反し, 同じ蛋白含量の飼料にもかかわらず蛋白価の低い質の悪い場合は「ストレス」負荷を受けると無負荷群に比し大きな差を示した。
    3) 白鼠に対する光の影響は本実験でも明らかな差は認められなかつたが, 飼料の悪いものではある程度「ストレス」の影響が現れた。また光単独では影響が少ないが振動も同時に負荷される場合はその影響は大きく現れた。
    4) 寒冷の影響は動物蛋白飼料では殆んど現れなかつたが植物蛋白飼料では「ストレス」負荷群は対照群に比し影響を受け体重増加が少なかつた。
    5) 臓器機能に及ぼす「ストレス」負荷の影響は動物蛋白飼料よりも植物蛋白飼料の方に大きく現れた。
    6) 栄養組成の差と「ストレス」負荷により心理的影響が如何に現れるかは今回の実験が最初であり今後の継続研究にその結論を俟たねばならないが, 本実験においては飼料差による影響が見られ植物蛋白飼料の場合は動物性蛋白飼料に比し高い潜時の値を得られたことは興味ある問題である。また「ストレス」負荷群が対照群に比べて行動が速い傾向を示すことから,「ストレス」は白鼠の心理に何等かの影響を及ぼすことが想像された。
  • 中島 欽一
    1964 年 22 巻 1 号 p. 16-22
    発行日: 1964/01/30
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    1) 前報の実験では自由摂取のため「ストレス」負荷や白鼠の嗜好などにより摂取量が異なり, その影響の判定が困難となつたので, 今回は摂取量を一定とする制限食実験を行なつた。飼料は前報同様蛋白の質を重点に考え蛋白含量22%における白鼠の成長および臓器の機能を比較研究した。心理実験では白鼠の行動量について測定を行なつた。
    2) 蛋白価の高い飼料は低価の飼料より良好な成長を示し, 振動と寒冷の「ストレス」負荷では寒冷の方が一層強い影響を示し, 殊に質の良くない飼料の場合更に大きな影響を現した。また同一摂取量では「ストレス」により成長の度合に大きな差を生じた。
    3) 良質の蛋白を含む飼料を多くとることにより振動の「ストレス」の影響を相当緩和できた。
    4) 臓器機能における「ストレス」負荷の影響は前報同様特に植物蛋白飼料群に大きく現れた。
    5) 白鼠の行動量については, 動物蛋白飼料群が高く活発な動きを示すとともに振動群が他群に比し動きが多かつた。
    6) 寒冷「ストレス」を負荷した場合自由摂取であれば「カロリー」が不足することがないと思われるのでその影響は軽かつたが今回は制限食下における比較であるから従来より一層強い寒冷の影響が現れた。
  • 草間 正夫, 村上 ハルヨ, 城所 八千代
    1964 年 22 巻 1 号 p. 23-26
    発行日: 1964/01/30
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    ワラビの茹でによる重量・硬度・色調の変化とシユウ酸含量の消長についてしらべた。
    1) 蒸留水で茹でる時間が長くなるにしたがつて, ワラビはその重量を増し, 硬度が小となり, シユウ酸の含量が減少する。
    2) 重ソウ溶液 (0.1%) で茹でる場合は, 蒸留水で茹でる場合に比べて, ワラビはより多く重量を増し, 硬度が小となり, シユウ酸含量が減少した。しかし, 硫酸銅溶液 (0.1%) で茹でる場合は, 蒸留水で茹でる場合に比べて, ワラビは若干重量を減少し, 硬度の減少度が小で, シユウ酸含量の減少も小であつた。
    3) 重ソウ溶液 (0.1%) で茹でたワラビは, 原色である緑色を鮮かに保ち, つぎは硫酸銅溶液 (0.1%) で茹でたワラビで, 蒸留水で茹でたワラビは緑色の保持が少なかつた。これらそれぞれに0.25N-HClを加えたところ, 重ソウ溶液区では緑色がほとんど消えて帯黄褐色となり, 硫酸銅溶液区では緑色がさえ, 蒸留水区では認める程の色調の変化はなかつた。
    4) 即ち, この実験では, ワラビを茹でるときの重ソウの添加は, 組織の軟化, シユウ酸の除去に効果があるが, その茹でワラビの緑色は酸にあうと帯黄褐色に変化すること。酸を加えても緑色を保つ茹でワラビとするためには, 組織の軟化やシユウ酸の除去の効果が若干低いが, 硫酸銅溶液で茹でると効果のあることを数量的に明らかにした。
  • 大山 サカエ
    1964 年 22 巻 1 号 p. 27-31
    発行日: 1964/01/30
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    発育途上のシロネズミを用いて, 飼料中のCa含有量の多寡が, 生れた仔ネズミにどのような影響を与えるかについて実験を行なつた結果は次のとおりである。
    1) 飼料中のCa含有量は対照群200mg%, 高Ca群816mg%, 低Ca群52mg%であり, 親ネズミの分娩前2週間のCa摂取量の1日平均は体重1g当り対照群0.16mg, 高Ca群0.55mg, 低Ca群0.04mgであつた。
    2) 生下時の仔ネズミの平均体重は, 対照群4.38±0.37g, 高Ca群4.42±0.34g, 低Ca群4.23±0.27gであつた。
    3) 仔ネズミの灰分量は対照群70.6mg, 高Ca群73.6mg, 低Ca群は67.0mgであつた。
    4) 仔ネズミのCa含有量は対照群11.4±1.03mg, 高Ca群11.8±0.96mg, 低Ca群10.6±0.47mgであつた。Ca/灰分は対照群16.17%, 高Ca群16.22%, 低Ca群15.86%であつた。Ca/体重は対照群0.26%, 高Ca群0.27%, 低Ca群0.25%であつた。
    5) これらの実験成績から妊娠時におけるCa摂取量の多寡は, 仔ネズミのCa含有量にはほとんど影響はないように思われる。
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