栄養学雑誌
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20 巻 , 5 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 梶本 五郎, 笠村 貴美子, 遠藤 義臣
    1962 年 20 巻 5 号 p. 153-156
    発行日: 1962年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    チキンラーメンに0.5%BHAアルコール溶液及び0.5%グリセリンと水の溶液 (3:2) を材料重量に対し0,01%になるよう噴霧し, 室内に60日, 100日放置し, 放置後のラーメンの揮発性塩基性窒素量及び抽出油の性状を求めた。
    その結果, 無添加ラーメンに比べ, 揮発性塩基性窒素, 酸価, 過酸化物価等は, 値が低く, 即ち防腐性及び酸化防止性を示した。
    又BHAアルコール溶液噴霧とBHAグリセリン溶液噴霧法では, BHAアルコール溶液噴霧法の方が酸化防止性及び防腐性共にすぐれていた。
  • 前川 当子
    1962 年 20 巻 5 号 p. 157-165
    発行日: 1962年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    公団住宅2DKの住いにおける家事作業を測定した結果を要約すると次の如くである。
    1) 被験者の生体測定値は日本人の標準体位とほぼ等しい値であつて, 基礎代謝の3名の平均は33.5Cal/hr/m2で約1.5%低い。
    2) 炊事作業のR. M. R. は
    調理 (昼) R. M. R. 0.87作業時間32′28″
    調理 (夕) R. M. R. 1.21 作業時間 60′05″
    後片づけ R. M. R. 1.27 作業時間 11′14″
    で日本人の栄養所要量 (1959年) によるエネルギー代謝率ならびに実働時間率と比較するならば, 炊事作業はおおよそ, 主作業のエネルギー代謝率の「軽い」1.0~1.9の分類に属することになる。
    3) 布団上げ下げ
    布団敷きのR. M. R. 3.91 2′45″
    布団敷片づけ R. M. R. 4.08 2′28″
    となり, 労働強度からみると「重い」労働, すなわち4.0~6.9の範囲に属する。
    4) 掃除についてのR. M. R. は
    掃く (手) R. M. R. 3.61 作業時間 4′15″
    電気掃除器 R. M. R. 2.68 作業時間 9′51″
    拭く R. M. R. 3.75 作業時間 7′00″
    風呂場 R. M. R. 2.35 作業時間 12′15″
    となり, 前出の労働強度からみると「中くらい」の2.0~3.9の範囲に位するR. M. R. である。
    5) 入浴のR. M. R. は2.01で所要時間9′15″を要している。女子の入浴についてのR. M. R. 実測の例数が今迄ほとんど無いので, 比較する資料を持たないが, 労働強度から言えば「中くらい」の強度になる。
    6) 階段昇降
    2階 (緩) R. M. R. 4.35 作業時間 1′15″
    2階 (急いで) R. M. R. 6.40 作業時間 35″
    4階 (手ぶら) R. M. R. 5.09 作業時間 2′13″
    4階 (昇り荷物降り手ぶら) R. M. R. 5.81 作業時間 1′40″
    (荷重3.7kg)
    となり, 前出の労働強度からすると「重い」(4.0~6.9) のエネルギー代謝率となる。
    以上のように家事作業のR. M. R. を測定したが, その結果家事作業のR. M. R. は軽い労働から重い労働強度の区分にわたつて分散していることが明かになつた。至適状況における家事作業と, その最短時間との関連を立体的に組織だてるために, 今後も研究を積みたいと計画している。
  • 鈴木 慎次郎, 梶原 寿美子, 久我 達郎, 手塚 朋通, 寺田 喜巳男
    1962 年 20 巻 5 号 p. 166-168
    発行日: 1962年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    Five kinds of trial margarines, Camellia oil and lard were taken, 60g, per day for a week by seven groups each group consisting of five girls, and serum cholesterol levels before and after the period were compared.
    Five kinds of the margarines were made from No. 2 Safflower oil (45%) and hydrogenated Cottonseed oil (55%)
    No. 3 Safflower oil (45%) and hydrogenated Cocconut oil (55%)
    No. 4 Corn oil (45%) and hydrogenated Cocconut oil (55%)
    No. 5 Corn oil (45%) and hydrogenated Cottonseed oil (55%)
    No. 6 Hydrogenated fish oil only Results obtained were as follows:
    All oils except lard, which distinctly increased the serum cholesterol level by 18%, scarcely gave effect on the cholesterol level.
    From the view point of composition of fatty acids of the used oils, there were no close corelations between their effects and the essential fatty acid contents, nor the saturated acid content×essential acid content as reported in rats by Hegsted et al.
    Only a mere corelation with their iodine value could be found.
  • 久我 達郎, 河田 正治, 鈴木 慎次郎, 下河 辺征平
    1962 年 20 巻 5 号 p. 169-171
    発行日: 1962年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    1) 下肢切断者の歩行のR. M. R. は1.96~5.99 (31~50m/分) で歩行速度を考えると健康人のそれよりもかなり高い値である。
    2) 片下肢切断者のR. M. R. は約3.0, 両下肢切断者のR. M. R. は約5.1と障害の程度に並行して高くなることがうかがわれる。
    3) 脳性小児麻痺, 四肢崎型, 筋萎縮のR. M. R. は夫々4.4 (34m/分), 3.6 (35m/分), 2.8 (39m/分) であつて脳性小児麻痺者のR. M. R. が最も高かつた。
    4) Cal/100m/kgで比較すると障害者の平均は0.225Cal/100m/kgを示し, 成人男子の0.089 (90m/分) 0.104 (50m/分) に対して2.5~2.1倍の値を示した。
    5) 歩行補助器の使用によつて, 歩行速度及びCal/100m/kgの値に良い結果を生じ, 歩行能率を向上させる事がうかがわれた。
  • 鈴木 慎次郎, 手塚 朋通, 梶原 寿美子, 久我 達郎, 寺田 喜巳男
    1962 年 20 巻 5 号 p. 172-174
    発行日: 1962年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    Six kinds of trial margarines and Safflower oil were taken 60g per day for a week by seven groups each group consisting of three to five girls.
    Six kinds of the margarines were made from
    No. 7 Safflower oil 95% and wholly hydrogenated Palm carnal oil 5%
    No. 8 Safflower oil 87% and wholly hydrogenated Palm carnal oil 13%
    No. 9 Safflower oil 70% and wholly hydrogenated Palm carnal oil 30%
    No. 10 Safflower oil 95% and wholly hydrogenated Safflower oil 5%
    No. 11 Safflower oil 87% and wholly hydrogenated Safflower oil 13%
    No. 12 Safflower oil 70 % and wholly hydrogenated Safflower oil 30%
    Results: The serum cholesterol lowering effect is in proportion to the contents of linoleic acid, oleic acid and iodine number, and in inverse proportion to the contents of saturated acids and linoleic acid X saturated acid.
    This and former reports sugest that the cholesterol lowering effect may be influenced not only by the essential fatty acid content, but also by the number of carbon of the fatty acids, form of the glycerides, and the unsaponifiable matters.
  • 梶本 五郎, 遠藤 義臣
    1962 年 20 巻 5 号 p. 175-177
    発行日: 1962年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    燻煙のシリカゲル吸着液をアルコールにて溶出し, 溶出液にBHAを混和し, それぞれ単一に使用した場合との抗酸化性, 抗菌性及び牛脂及び鯨白身の保存性等試験した結果, 抗酸化性, 抗菌性及び保存性共に木醋とBHAの混合添加が効果が最も大であつた。
  • 小畠 義樹, 西原 綾子, 田村 盈之輛
    1962 年 20 巻 5 号 p. 178-182
    発行日: 1962年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    カゼイン, 小麦, 米, さば, あじについてトリプトフアン含量をBa(OH)2加水分解物の微生物法, DAB法によつて定量した。また白鼠の成長法によつて生理的有効なトリプトフアン含量をそれについて定量し, Ba(OH)2分解物の定量値を基にして利用率を求めた。米が80%で最も低く, 他はほぼ100%前後の値を得た。
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