栄養学雑誌
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25 巻, 3 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 大礒 敏雄
    1967 年 25 巻 3 号 p. 79-80
    発行日: 1967/05/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
  • 飼料中のCa含有量の多寡と妊娠末期のCa出納との関係ならびに親ネズミの分娩直後の硬組織のCa含有量
    大山 サカエ
    1967 年 25 巻 3 号 p. 81-88
    発行日: 1967/05/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    従来の報告と同様Ca含有量を異にする3種の飼料で飼育したシロネズミについて非妊娠時と妊娠末期のCa出納を調べ, また分娩直後の親ネズミの硬組織について, その組成を調べた。その結果は次のとおりである。
    (1) 飼料の摂取量は妊娠時の方が3群とも非妊娠時より多く, また吸収率も高く, 特に低Ca群の妊娠時の吸収率は91%という高い値を示している。尿中排泄Ca量は高Ca群では妊娠末期の方が多く, 対照群では日常時と妊娠末期ではほぼ同じ量, 低Ca群では妊娠末期の方が少ない。
    (2) Ca出納は3群とも何れの揚合もプラスで, 低Ca群はその低Ca摂取によく適応したことを認めた。
    (3) 親ネズミの骨のCa含有量は高Ca群が最も多く, 対照群はこれに次ぎ, 低Ca群は最下位である。灰分/脱脂骨の比率は3群とも60%以上で正常範囲である。
    (4) しかし低Ca群においてはCa出納がプラスであり骨の組成に異常が認められないからといって, それが最適健康状態とはいえない。灰分やCaの絶対量が低く, そのためレントゲン写真では影がうすい。このような低Ca飼料ではやがて3世代になってその欠陥が現われる。したがって本実験結果からは妊娠時のCa摂取量は, それぞれの環境において, 非妊娠時の尿中への排泄Ca量を下げないようなCa排泄がみられる程度のCa摂取をする必要があると考えられる。これを飼料中のCa含有量からみると200mg%程度であれば妊娠にも支障をきたさないように思われる。
  • 肝臓DNA, RNAに及ぼす影響
    横田 フミ
    1967 年 25 巻 3 号 p. 89-92
    発行日: 1967/05/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    In continuance with the previous reports (1-4), the effect of excess glycine on rat liver DNA, RNA was examined.
    For the determinaton of Desoxyribonucleic acid, Ribonucleic acid in animal tissues, the method by Schmidt et al. was used.
    From the results obtained, no significant change was recognized on DNA cotnent of liver among 4 groups. But, on glycine excess animals, RNA was much lower than that of control.
  • 学校給食用粉乳に対する利用について
    山田 桂子, 谷村 信竹
    1967 年 25 巻 3 号 p. 93-96
    発行日: 1967/05/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    The anthers practiced organoleptic test on powdered skim milk beverage with fermented rice bran by Kremer's ranking method. The panel were 5 home economic students, who ranked highest the sample kept at 37°C during 4 hours with fermented rice bran (0.3%).
    Increased amounts of amino acids made from milk protein was observed.
  • N市職員の高血圧要護者における食事指導の改善のための事前調査
    矢橋 昌, 伊藤 ひで子, 後藤 福代, 竹内 厚子
    1967 年 25 巻 3 号 p. 97-102
    発行日: 1967/05/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    年令40才以上のN市職員で, 高血圧要護者, 要観察者を対象とし, 循環器講習会を実施し, その参加者132名に対してその高血圧食事に対する理解度および, 嗜好傾向を知る目的で, アンケート形式により, (1) バランスのとれた食餌を摂取しているか, (2) 主食の減量を守っているか, (3) 脂肪性食品をひかえているか, (4) 塩分の制限をしているかの4項目についてしらべ, 次の結果を得た。
    (1) 高血圧食事の理解については, バランスのとれた食事を摂取していないものは52%の半数以上を示めし, 主食の減量を守っていないものは. 24%で, 脂肪性食品をひかえていないものは37%もみられた。さらに塩分摂取の制限を行なっていないものが43%も認められた。
    (2) 上述の4原則が守れない理由として「体に影響がないから」「お腹がすくから」「すきだから」「外食するから」「家族のものがすきだから」「たよりないから」「食習慣で守れないから」などの回答が大部分占め, あきらかに罹患前の食習慣がつづけられていることが暗示された。
    (3) 食品の嗜好状態については「味噌汁」「さしみ」に多い回答数がみられ, 蛋白質性食品については, さしみ, 牛乳, 卵, 豆腐のような淡白な嗜好性がみとめられた。特に保全食品である牛乳については, 男子に好まれ, 女子に好まれない傾向がみられた。また塩分の多い佃煮は, 男女共にまったく好まれなかった。
  • 原沢 美智, 長谷川 尚子, 吾妻 和子, 隠岐 和子, 古賀 郁子, 押領司 弘子, 武田 ふさ
    1967 年 25 巻 3 号 p. 103-109
    発行日: 1967/05/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    The authers studied acceptance of two types of rice gruel diet. One was 1, 000-1, 200 Cal diet, the other 1300-1400 Cal diet. Owing to plate waste actual consumption ware 860 Cal and 1250 Cal respectively.
    The subjects were 185 patients, including internal disease patients (23%), post operative patients (61%), and patients suffering dysphagie or dysmastication (16%).
    Both diets were effective to recover health. Nausea or vomiting were observed among patients: 12-25% of internal disease patients, and 17% of dysphagie or dismastication patients.
  • 鈴木 慎次郎
    1967 年 25 巻 3 号 p. 110-114
    発行日: 1967/05/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
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