栄養学雑誌
Online ISSN : 1883-7921
Print ISSN : 0021-5147
ISSN-L : 0021-5147
38 巻 , 1 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 福井 忠孝
    1980 年 38 巻 1 号 p. 1-2
    発行日: 1980/01/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
  • 熊沢 昭子, 中野 典子, 松谷 康子, 小川 安子, 篠田 美恵子
    1980 年 38 巻 1 号 p. 3-16
    発行日: 1980/01/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    In order to make clear how one's taste is formed in the initial stage of one's life cycle and the factors involved in this process, we studied the correlations between taste and nursing and weaning.
    (1) We consider the following items to be closely connected to nursing and weaning: how babies are given milk, how much milk they receive, the method of feeding (i.e., hand held or lying in the crib), the kind of foods used in the weaning process, the starting period of rice gruel, how the weaning food is prepared, the materials frequently used for the weaning food, and the kind of egg-cooking most often employed in the weaning period. We examined the interrelations of these items and found that all of them are factors related to children's taste.
    (2) The children's request for eggs and their frequency of eating them depend upon their nursing and weaning condition.
    (3) When we consider the mother's taste and its influence on the kind of weaning food she gives her baby, we learn that some foods are frequently used and others are not. As for eggs, however, they seem to be generally used, irrespective of the mother's taste.
    (4) It was found that a high percentage of children who were frequently given eggs during their weaning period show a preference for eggs later on.
    From the above facts, we conclude that the eating experience during the nursing and weaning periods has much to do with the formation of children's taste in later life.
  • 岸田 典子
    1980 年 38 巻 1 号 p. 17-25
    発行日: 1980/01/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    こんにゃくに対するイメージを10尺度, 5段階評価によるS. D法で, 連想を自由連想法で, 世代及び居住地域の異なる女性を対象として調査し, つぎのような結果が得られた。
    1) こんにゃくは, 日本的・質素・家庭的・エネルギーがない・身体によい・嗜好的な食品であるというイメージがもたれていた。つまり, こんにゃくは, 日本的であるという社会的価値観が非常に強く, いわゆる伝統的な食品であるというイメージがもたれ, また家庭的であるというように, 親近感の強い食品であった。
    2) こんにゃくに対するイメージは, 世代などの生理的要因の影響が大きく, どの尺度においても, 世代間で有意差がみられた。概して, 高齢者ほど日本的・家庭的・身体によい食品であるというイメージをもっていた。
    3) 環境要因としての居住地域の違いは, こんにゃくに対するイメージに大きな影響を及ぼさなかった。
    4) こんにゃくに対する連想として, 世代・地区・地域の相違に関係なく, 第1位は調理・献立上の用途, 第2位は栄養・保健・衛生に関するものであったが, 中学・高校生のみ, 第2位は食品の属性・分類・部位に関するものであった。
  • 岸田 典子
    1980 年 38 巻 1 号 p. 27-36
    発行日: 1980/01/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    こんにゃくの嗜好及び消費消況について, 世代及び居住地域の異なる女性を対象として調査し, つぎのような結果が得られた。
    1) 板・糸こんにゃくに対する嗜好では, どの対象者でもともに少し好んでおり, 世代別間では有意差が認められ, 大学生に好まれていた。嗜好について, 好き, 普通, 嫌いのものの割合をみると, 板こんにゃくでは大学生を除き, 普通と答えたものがもっとも多く, 好きと答えたものがそれについでいた。糸こんにゃくでは好きと答えたものが多かったのは, 中学・高校生, 大学生, 広島市周辺及び仙台市における対象者であった。嫌いと答えたものは, 板・糸こんにゃくともに非常に少なかった。
    2) 消費状況について, 1人1回当たりの消費量, 現在の消費頻度, 将来の消費希望頻度, 1人1日当たりの消費量及び充足率をみると, いずれの項目もどの対象者でも板こんにゃくの方が糸こんにゃくより多かった。そして, 各項目の対象者の相違による違いは, 概して, 世代別間において有意差が認められた。
    3) 食べる理由の「有」ものの割合は, 対象者により異なり, 28.4~80.0%であった。それは, 世代別間で有意差が認められ, 高齢者ほど「有」のものが多かった。その内容をみると, 各対象者とも, 砂おろし, おいしいが上位をしめ, 栄養面と嗜好面の両面がみられた。
    4) 6種の新しいこんにゃく料理について, 食用経験, 食用意欲及び作製意欲が「有」のものの割合をみると, 各対象者とも酢の物が一番多かった。そして, 食用意欲及び作製意欲は, 世代別及び地域別間で有意差が認められ, 若年層, 島しょ部に低かった。
    5) 改良すべきと答えたものは, どの対象者においても, におい, 色, 味に多かった。そして, 色, 形, におい, かたさは世代別間で, 味は世代別及び地区別間でそれぞれ有意差が認められ, 若年層, 郡部に多かった。
    6) 嗜好と消費状況との関係をみると, 好きなものは嫌いなものに比べ, 現在の消費頻度よりも将来の消費希望頻度の方が多く, こんにゃくを食べる理由の「有」もの多く, 理由の内容としては, 栄養面と答えたものが少なかった。
  • 東條 仁美
    1980 年 38 巻 1 号 p. 37-44
    発行日: 1980/01/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    各種処理したオキアミ粉末試料を用い, 妊娠時におけるオキアミたん白質の投与効果を検討し, カゼインと比較した。
    用いた各オキアミ飼料中の窒素レベルはカゼイン飼料と同一窒素レベルにして妊娠シロネズミに投与した。
    妊娠時の窒素蓄積量, 窒素効率を観察し, また授乳時の幼シロネズミの発育についても観察し, 次のような結果を得た。
    (1) 妊娠時におけるボイル群の窒素蓄積量, 窒素効率はカゼイン群とほぼ同じ値を示し, エタノール処理群はボイル群よりやや低く, ミール群では明らかに他の3群より低かった。
    (2) ミール群とエタノール処理群の妊娠後期の窒素蓄積量は妊娠前期に比べ, 著しい増加を示した。
    (3) 胎仔の出生数はミール群で最も少なく平均体重は各群ともよく似た値であった。
    (4) 出生後の幼シロネズの発育はエタノール処理群で最も良かった。
  • 印南 敏, 中村 敦子, 小野 悟, 永山 スミ子
    1980 年 38 巻 1 号 p. 45-51
    発行日: 1980/01/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    PCBの毒性発現がたん白質栄養条件の相違によりどのように変化するかをシロネズミを用いて検討した結果を要約すると次の如くである。
    (1) たん白質レベルを10%, 20%, 30%として, 0.1%PCBを55日間投与した場合, 10男レベルでの成長は僅かで, 20%及び30%レベルにおいて明らかに改善された。しかし, 20%と30%レベル間の成長には有意差がみとめられなかった。
    (2) PCB投与による肝臓肥大はたん白質レベルの影響をうけ, 高レベルにおいて肥大の程度が明らかに減少することを認めた。PCB投与による血清燐脂質の増加についてはたん白質レベルによる差は認められなかった。
    (3) たん白質の質を変え, 0.1%PCBを6週間投与した場合, 体重増加量は必ずしも栄養価の高い順序にはならなかった。栄養価のもっとも高い鶏卵たん白質のPCB投与群における成長が大豆たん白質やミルクカゼインより劣る理由について含硫アミノ酸含量の点から考察を加えた。
    (4) PCB投与による肝臓肥大及び血清燐脂質の増加の程度には飼料たん白質間で差がみられなかった。
  • 中村 正
    1980 年 38 巻 1 号 p. 53-61
    発行日: 1980/01/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
  • 大谷 八峯
    1980 年 38 巻 1 号 p. 63-70
    発行日: 1980/01/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
  • 石黒 弘三, 伊達 洋司
    1980 年 38 巻 1 号 p. 71-77
    発行日: 1980/01/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    1) 市販飲料, 冷菓等からの糖類摂取算出の基礎資料とするため, これらの食品80種の糖含有量をぶどう糖, 果糖, しょ糖に分けて定量した。
    2) ぶどう糖, 果糖, しょ糖など糖類の合計量をもって「糖量」あるいは「砂糖分」とする方式にかえて,「砂糖相当量」という表現を用いた。砂糖相当量はしょ糖+果糖量×1.9の値で示される。
    3) 炭酸飲料, 果汁・果肉飲料, 乳酸 (菌) 飲料など酸性の飲料においては, 製造時に添加されたしょ糖の軟化によると思われるぶどう糖, 果糖としょ糖の混在が観察された。さらに0.0135Nりん酸溶液(25℃)中ではしょ糖の転化がかなり進行することが実験的に観察された。
    4) シャーベット類, ラクトアイスなどでは, ぶどう糖, 果糖, しょ糖量から推測して, 甘味物質としてしょ糖のほかに異性化糖 (液糖) が使用されているものがあると思われた。
feedback
Top