栄養学雑誌
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51 巻 , 2 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 近藤 和雄, 板倉 弘重
    1993 年 51 巻 2 号 p. 61-71
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 石井 孝彦, 山口 迪夫
    1993 年 51 巻 2 号 p. 73-79
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    本実験は, 調製豆乳の血清コレステロール (Chol) 低下作用を調べることを目的とした。
    1) 実験I: 調製豆乳に添加してある植物油脂, 大豆油, ひまわり油, コーン油及びリン脂質 (大豆レシチン) の血清 Chol 上昇抑制効果を調べた。血清 Chol は, カゼイン・ラード群275mg/dlに比べ, ひまわり油166mg/dl, コーン油175mg/dl, 大豆油群227mg/dlと低い値であった。大豆レシチン0.3%添加群, 3%添加群の血清 Chol は186mg/dl, 160mg/dlであり, 無添加 (コーン油群175mg/dl) に比べ, 3%添加群で血清 Chol 上昇抑制効果傾向があったが, 有意ではなかった。
    2) 実験II: チオウラシル (TU) 投与により誘導された甲状腺性高 Chol 血症における調製豆乳と牛乳の血清 Chol 低下作用を調べるため, ラットを0.3%TU飼料で3週間飼育した。血清T3濃度は非投与群の1/2~1/3となり, 血清 Chol 濃度は調製豆乳群67mg/dl, 調製豆乳TU群119mg/dl, 牛乳群70mg/dl, 牛乳TU群128mg/dlであった。血清 Chol 濃度は, 調製豆乳飼料と牛乳飼料のTU投与群間, 非投与群間では差がなかった。
    調製豆乳は, 前報の結果と併せると外因性 (食事性) Chol 上昇抑制効果は牛乳より高かったが, TUによる内因性高 Chol 血症改善効果は牛乳と同じくらいであった。
  • 平井 和子, 武副 礼子, 尾関 百合子, 宮川 久邇子
    1993 年 51 巻 2 号 p. 81-89
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    男子大学生の食生活と健康に関連する意識を検討するために, 大阪周辺の男子大学生297人 (平均21.5歳) と女子大学生233人 (平均20.5歳) についてアンケート調査を行った。
    1) 健康を保つのに適した食生活を“している”と“だいたいしている”と答えた合計は男子49%, 女子61%で,“していない”は男子34%, 女子19%で性差がみられた ( p<0.01)。望ましい1日の摂取食品量を“知っている”と“だいたい知っている”の合計は, 男子37%で女子 (64%) より少なく,“知らない”は男子26%で, 女子 (4%) の6倍以上と多く, 男女間に性差がみられた (p<0.01)。
    2)“食品群別摂取量への認識”と“健康に適した食生活に対する意識”に, 男子では肉類以外の7食品群で関連性がみられ(p<0.05以下), 女子では穀類・豆類・野菜類・海草類で関連性がみられた (各々p<0.01以下)。“食品群別摂取量への認識”と“望ましい1日の摂取食品量への知識”に, 女子ではいずれの食品群においても関連性がみられなかったが, 男子ではいも類・豆類・肉類・海草類の4食品群において関連性がみられた (p<0.05以下)。
    3) 毎日排便のある男子大学生は63%, 排便回数が週に3回以下の“便秘傾向”の学生は17%で, 女子 (各々27%, 19%) と比べて排便回数は多く, 性差がみられた (p<0.001)。“便秘と健康の関連性”について, 男子学生84%, 女子96%が関連性が“ある”と答え, 特に排便が“不規則”と答えた男子学生に“わからない”が多く, 排便への認識が低かった (男女間p<0.001)。
  • 城田 知子, 馬込 明子, 吉田 紀子, 堺 万紀子, 上野 恵美, 小倉 志保, 和田 紀子, 大村 隆夫, 上田 一雄
    1993 年 51 巻 2 号 p. 91-99
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    都市近郊農村地域において, 成人病健診でIGT以上の耐糖能異常と判定された者の中から, 町で公募した88人に食事と生活指導を短期間集中的に実施 (週1回, 7週間) し, 血糖値のコントロールに及ぼす影響について検討した。
    1) BMI区分において, 肥満者は29人 (32.6%) から20人 (23.3%) に減少した。
    2) 食後2時間の血糖値は, 男性165.5±48.6mg/dlが166.5±60.5mg/dlに, 女性161.2±56.6mg/dlが151.1±53.3mg/dlで, 女性のみ有意 (p<0.001) であった。
    3) 血中フルクトサミンは男女とも有意に改善された。
    4) 食品群別摂取量は, 男女とも米摂取量が減少し, 更に女性では菓子摂取量が減少した。
    5) 摂取エネルギーの栄養素別比率の変化からみた食事内容の改善において, 男性では脂肪エネルギー比, 女性ではたん白質エネルギー比が増加, 更に女性では糖質エネルギー比が有意に減少した。
  • 岡野 節子, 水谷 令子, 岩崎 ひろ子
    1993 年 51 巻 2 号 p. 101-105
    発行日: 1993年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    かぼちゃ, にんじん, 抹茶をそれぞれ添加した食パンを調製して, パンの比容積と物性値の測定を行い, 次のような結果を得た。
    1) パンの比容積は, かぼちゃ双びにんじんを20%添加したものが, 対照と同じかやや大きく, 添加量が増加するに従い比容積は小さくなった。しかし, にんじん (ゆで) は, 添加量を多くしても対照とほとんど変わらなかった。
    2) かぼちゃパンは, 硬さ, 弾性率において, かぼちゃ添加量が多くなるに従い大きい値となり, かぼちゃを添加することによりパンは硬くなった。緩和率においてもかぼちゃを添加すると大きくなり, 圧縮した時に回復の悪いパンになることが分かった。
    3) にんじん (生) パンは添加量が多くなっても, 硬さ, 弾性率とも小さい値でやわらかな良質のパンをつくることができた。
    4) 抹茶添加では, 小麦粉に対して2.5%添加すると, 膨化性, 物性ともに悪くなり, 良質のパンをつくることはややむずかしかった。
    以上より, パンの焼性からみると, かぼちゃ, にんじんは小麦粉に対して40%程度, 抹茶は2.5%以下の添加が適当であると思われる。
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