栄養学雑誌
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37 巻, 2 号
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  • 中川 一郎
    1979 年 37 巻 2 号 p. 49-59
    発行日: 1979/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
  • 飯田 英臣
    1979 年 37 巻 2 号 p. 61-68
    発行日: 1979/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    米国, ロスアンゼルス居住の日系高齢者婦人64名について栄養摂取並びに食習慣に関する調査を行った。調査期間は, 土, 日曜日を含めた3日間で行った。対象者のほとんどが食事の摂取量が少なく, 栄養摂取についてはV. A, V. Cを除いて日本人70歳の栄養所要量より低い状態であった。
    食習慣は, 朝食は大半が米国様式でパン, コーヒー, 生野菜, 果物を摂取していた。しかし, 昼食, 夕食についてみると, ごはん, を主食とする者が多く, さらに調理形態からみると, 昼食よりも夕食に―ごはん, 汁, 煮物, つけもの―というパターンが顕著であり日本的な食事の残存がみられた。
  • 鈴木 雅子, 三谷 璋子
    1979 年 37 巻 2 号 p. 69-74
    発行日: 1979/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    栄養摂取のあり方と, 健康状態の間にはどのような関連性があるかについて, 男女学生663名を対象にアンケート調査を行い, 次のような結果を得た。
    1) 栄養摂取の充足度が低い時, 身体的な訴えが高いものとして, 女子の場合にのみ, 消化器と口腔と肛門があった。
    2) 栄養摂取の充足度の高低と精神的な訴えの高低に関連性のあるものとして, 栄養摂取の充足度の高い時, 精神的訴えの低いものに, 男子では抑うつ性, 生活不規則性, 直情径行性, 女子では多愁訴, 直情径行性, 情緒不安定, 抑うつ性, 神経質, 生活不規則性があった。
    逆に充足度の高い時, 精神的訴えの高いものに, 男子では虚構性と神経質, 女子では虚構性があった。
    3) 栄養摂取の充足度と関連性のない訴えに, 男子にのみ多愁訴と情緒不安定があった。
  • 香川 靖雄, 石黒 源之, 山田 隆司
    1979 年 37 巻 2 号 p. 75-81
    発行日: 1979/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    The aged people over 86 yrs (8 males: 89.5±3.0 yrs, and 16 females: 89.5±2.7 yrs) in the central Japan (northern Gifu prefecture) were examined in order to confirm the previous reports that aged peoples in Okinawa were better in their health than the average Japanese.
    In the area surveyed, those who were over 90 yrs were only 12 males (max. 96 yrs) per 13, 347 and only 16 females (max. 94 yrs) per 13, 942 population. They were more hypertensive and sclerosed than Okinawas (Gifu: m; 173.6±33.6/82.4±8.9, f; 180.7±27.3/83.9±12.7mmHg, Okinawa: m; 142.4±21.9/76.5±11.8, f; 158.2±24.8/80.9±8.9mmHg). ECG revealed that there were more coronary diseases (8/14) in aged people under 90 yrs in Gifu. Those who were nearly bed fast were often found in Gifu (Gifu: m; 12.5%, f; 47%, Okinawa: m; 0%, f; 6%) and many daily activities including vision, hearing were much less in Gifu than in Okinawa. Aged people in Gifu preferred more salt (Gifu: m; 50%, f; 38%, Okinawa m; 6%, f; 6%) and sugar (Gifu: m; 63%, f; 44%, Okinawa: m; 29%, f; 16%). The life span of parents (43, confirmed) was 69.02±13.44 yrs which was shorter than that of Okinawans. The causes of death were mainly cerebral vascular disease, cancer and pneumonia in Gifu, while those were mainly senility and accidents in Okinawa.
    The low protein (59g/day) and fat (27g/day) and high salt intake in Gifu may contribute to the differences in the two areas.
  • 幼児の間食食品別摂取度と摂取方法について
    荒井 昭代
    1979 年 37 巻 2 号 p. 83-91
    発行日: 1979/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    昭和53年夏季に岐阜県揖斐郡池田町, 大野町で行われた1歳6カ月児, 3歳児健診に来た幼児256人と育児担当者を対象とし, 各間食食品の摂取度と摂取時間, 量が決められているか否かについて調査を行い次の結果を得た。
    1) キャラメル, チョコレート, チューインガムの甘味の強い食品は3歳児に多く摂取され, ビスケット, ボーロ・マコロンは1歳6カ月児に多く摂取されていた。ポテトチップ, スナック菓子, あめ, あられ, せんべいについては多くの幼児が摂取し, 特にポテトチップ, スナック菓子はほとんどの幼児が摂取していた。カステラ, シュークリームは時々食べるものが多く, ポップコーン, 和生菓子, 落花生は半数以上の幼児が摂取していなかった。
    2) 牛乳, 清涼飲料, 冷菓は多くの幼児に摂取され, 特に牛乳, 酸乳飲料, アイスクリーム・アイスキャンデーなどはほとんどの幼児が摂取していた。
    3) バナナ, スイカ, 焼きそば・お好み焼き, 菓子パン, プリンはほとんどの幼児が摂取していた。野菜類は間食としての摂取が少なかった。
    4) 手作りの間食食品は半数以上の幼児が摂取していなかった。
    5) 菓子類の食品において3歳児では甘味の強い食品を摂取するものは他の甘味の強い食品との摂取が多く, 塩味の食品を摂取するものは甘味の強い食品より, 他の塩味の食品を摂取するほうが多かった。
    6) ほとんどの食品について,「摂取時間は決めていないが量は決めている」家庭が多かった。しかし, 3歳児において「時間・量は決めていない」家庭がほとんどの食品について約30~45%みられ, 特に甘味の強い食品や炭酸飲料については「時間・量は決めていない」家庭が半数近くみられた。
  • 米国上院栄養特別委員会の報告書より (中)
    1979 年 37 巻 2 号 p. 93-98
    発行日: 1979/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
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