栄養学雑誌
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53 巻 , 3 号
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  • 小川 正
    1995 年 53 巻 3 号 p. 155-166
    発行日: 1995年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 松枝 秀二, 小野 章史, 武政 睦子, 守田 哲朗, 諸岡 美智子, 林 優子, 梶井 敬子
    1995 年 53 巻 3 号 p. 167-173
    発行日: 1995年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    近年, 重症心身障害児 (者) に対して, 多くの関心が払われるようになってきた。しかし, 重症心身障害児 (者) の栄養状態に関する報告は数少ない。我々は, 33人 (女性18人, 男性15人) の重症心身障害児 (者) を対象に安静時代謝量, 身体計測値, 血液性状, 栄養素等摂取量を検討した。本結果と比較する際の基準値として, 第四次改定日本人の栄養所要量を用いた。その結果, すべての対象者が基準値に対して低身長, 低体重を示した。男性では体脂肪率 (%), 上腕筋周囲 (cm) も基準値より低値を示した。体重当たりの安静時代謝量は, 基礎代謝基準値よりも高値であった。体表面積当たりの安静時代謝量は, 女性では基礎代謝基準値の95%, 男性では86%であった。栄養素等摂取量は, ビタミンA以外の栄養素の摂取量が基準値よりも少なかった。
  • 笠松 隆洋, 吉村 典子, 森岡 聖次, 橋本 勉
    1995 年 53 巻 3 号 p. 175-182
    発行日: 1995年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    国民栄養調査方法に準じて行われた和歌山県民栄養調査において, 調査対象となった752世帯の中から, 三世代世帯でかつ親の年齢が50~69歳, 子の年齢が25~44歳, 孫の年齢が1~12歳の条件に合致する世帯を選んだ上, 調理担当者の年齢によって30歳代, 40歳代, 50歳代及び60歳代の4つの世帯群に分け, 各群ごとに世帯1人1日当たりの食品群別摂取量及び栄養素等摂取量を求め, 調理担当者の年齢の違いが世帯の栄養摂取状況に及ぼす影響について検討し, 以下の結果が得られた。
    1) 調理担当者の年齢が高くなるにつれて, 米類, 小麦類, 油脂類, 緑黄色野菜, 卵類, 加工食品の摂取量は有意に減少する傾向が認められた。また有意ではないが, その他の野菜類, 肉類の摂取量についても調理担当者の年齢の上昇に伴い減少する傾向が認められた。
    2) 調理担当者の年齢が高くなるにつれて, エネルギー, 脂質, ビタミンB1の摂取量は有意に減少する傾向にあり, 脂肪エネルギー比は低下する傾向が認められた。また, 有意ではないが, ビタミンA, B2についても同様な傾向が認められた。
    以上のことから, 家族の栄養摂取状況には調理担当者の年齢が関わりをもつことが明らかになった。このことから, 高齢化が進展しつつある今日, 家族が適正な栄養摂取を維持するためにも, 調理担当者に対する栄養改善指導の重要性が示唆された。
  • 川端 希代子, 田中 達郎, 太田 隆男, 赤澤 徹, 山名 利三郎
    1995 年 53 巻 3 号 p. 183-190
    発行日: 1995年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    1) プロトペクチナーゼを利用することによって, 野菜の二次機能特性 (香り・味) を改良し, 通常の野菜より喫食しやすい野菜加工品を作ることを目的とした実験から, 以下の結果を得た。
    2) 従来の機械摩砕野菜 (MDV) の細胞壁が破砕されているのに対して, 単細胞化野菜 (SCV) は細胞壁が破壊されていない。従って, MDVと比較するとSCVは野菜特有の香りを少なく, 熱・低pHの影響を受けにくいので退色しにくい。
    3) SCVはMDVと比較して表面張力・界面張力が低いので, 空気や油と分離しにくい。従って, SCVは牛乳, スープ, ヨーグルト, アイスクリーム, パン等に添加しやすく野菜利用の適用範囲が広がるものと考えられる。
    4) SCVはペプシン, キモトリプシンによる分解性がよく, 幼児食, 病人食, 老人食等に利用できると考えられる。また, SCVを他の食品に添加することによって, ビタミン, カロテン, 繊維等の野菜が本来もつ栄養価を補給でき, 栄養バランスの改善が可能になると考えられる。
    5) SCVは一定の大きさの粒子が偏在しているため, 喉ごしがよいと考えられる。また沈殿も起こりにくいので, 従来の加工方法のようにジュース製造時に, 繊維質を除去する必要がなく, 野菜の繊維質を有効に摂取できるようになる。そのため, 野菜のしぼりかすも無駄なく利用できる。
    以上の結果から, プロトペクチナーゼにより野菜を処理することによって, 緑黄色野菜の2次機能特性を改良することができると考えられる。
  • 江上 いすず, 長谷川 昇, 大矢 みどり
    1995 年 53 巻 3 号 p. 191-198
    発行日: 1995年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    BMI 23.1以上の健康な肥満傾向の女子学生を対象に, 性格特性と食行動についての調査を行い, 類型化された摂食パターン及び性格特性と食行動の関係を探り, 以下の結果を得た。
    1) 肥満傾向の女子学生は, 性格特性における“反社会性”が低く (p<0.01) 現れた。
    2) 女子学生全体の食行動を因子分析した結果, 4因子が抽出され (累積寄与率は85%),“不規則因子”,“抑制力なし因子”,“外因性因子”,“ストレス因子”と解釈した。
    3) 女子学生の食行動因子の中で,“不規則因子”では肥満傾向のファーストフード志向の者に高く (p<0.01),“ストレス因子”ではボリューム志向の者に高く (p<0.05) 現れた。
    4) 肥満傾向の女子学生は性格特性の“情緒性”,“誠実さ”と食行動因子の“抑制力なし因子”,“ストレス因子”について, 正の相関が現れた。
  • 大村 節子, 元永 周二, 竹本 泰一郎, 門司 和彦
    1995 年 53 巻 3 号 p. 199-207
    発行日: 1995年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    慢性便秘患者9人を対象に, 栄養指導前後に連続3日間の食事調査を行い, 栄養素等摂取量, 排便状況を調査し, 便秘患者の栄養素等摂取の特徴を検討した。更に, 3年後に8人の追跡調査を実施し, 食事療法の継続の有効性についても検討をした。結果は以下のとおりである。
    1) 栄養指導以前の栄養素等摂取量は, すべての栄養素で充足率を満たしていなかった。特にカルシウム, 鉄, 食物繊維は371mg, 7.3mg, 10.5gと低い摂取量だった。
    2) 指導2週間後の栄養素等摂取量は, すべての栄養素で119.5~194.5%と増加した。指導前後の充足率を比べると, ビタミンAを除く他のすべての栄養素で有意に増加した。
    3) 指導2週間後の総食物摂取量は, 928.6g/日から1,145.2g/日に増加し, 1日の食品数も17.8から23.6に増加した。
    4) 指導2週間後の排便の回数, 便の性状, 投薬も改善が認められた。
    5) 3年後の調査では, 食事療法の継続の有無と便秘の間に有意な相関が認められた。
  • 羽倉 智美, 村上 智子, 丸山 千寿子
    1995 年 53 巻 3 号 p. 209-215
    発行日: 1995年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    健康志向食品の利用状況を調べ, 利用者の食生活に関する意識を明らかにするために都内某大手総合商社の男性社員を対象としてアンケート調査を実施した。
    1) 健康志向食品を利用する者は, 非利用者に比べて年齢が高く, 自覚症状のある者の割合が多くみられた。
    2) 利用する健康志向食品の種類は, 常用群では“ビタミンB群”,“カルシウム”の利用度が高く, 時々利用群では“栄養ドリンク剤”の利用度が高かった。
    3) 健康志向食品を利用する理由は,“健康維持のため”,“健康回復のため”が多く, 不足している栄養素を補給するという意識をもった者は少数であった。
  • 厚生省保健医療局健康増進栄養課
    1995 年 53 巻 3 号 p. 217-229
    発行日: 1995年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
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