栄養学雑誌
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31 巻, 2 号
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  • 岩尾 裕之
    1973 年 31 巻 2 号 p. 47-48
    発行日: 1973/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
  • ビタミンB1, B2量について
    仮屋園 璋
    1973 年 31 巻 2 号 p. 49-51
    発行日: 1973/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    長崎市内の代表的カステラ三種の試料 (I, B, F) について, vitamin B1, B2の含量をそれぞれチオクローム螢光法, ルミフラビン螢光法により測定し, 次のような結果を得た。同時にまた水分量, 蛋白質量を求め, 考察を行なった。
    1. B1の量: I, B, Fの三試料について, それぞれ0.065, 0.056, 0.105mg%を示し, 就中Fはその含量が, 他の二者に比べ, 約2倍近くであった。
    2. B2の量: I, B, Fそれぞれ0.077, 0.043, 0.031mg%の含量で, 特にIは他の二者の2倍前後であった。
  • 田村 盈之輔, 松野 信郎, 岩谷 昌子, 新関 嗣郎, 若生 宏, 畠山 富而
    1973 年 31 巻 2 号 p. 52-56
    発行日: 1973/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    小児の低蛋白栄養状態を早期に診断するため, 血漿アミノ酸比, 血漿遊離チロシン, バリン量, Phe/Tyr比などが, 岩手県農村幼児について測定され, 対照幼児のそれらと比較された。血漿アミノ酸比は対照より高いものが多く, チロシン, バリン量は対照よりも低かったが, 個人差が大きく, 幼児の標準体重よりの低下量との相関では, 血漿アミノ酸比がもっとも高いことより, 低蛋白栄養の早期の診断にかなり有用と考えられる。
  • シロネズミ肝臓フェニルアラニン水酸化酵素の飼料変化とホルモン処理に対する反応
    小畠 義樹
    1973 年 31 巻 2 号 p. 57-62
    発行日: 1973/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    フェニルアラニン水酸化酵素 (Phe H) におよぼす飼料の影響を見るために, Protein depletion したシロネズミにアミノ酸組成の異る飼料を投与, 酵素活性の回復に対する効果を検討した。また, ホルモンに対する反応も知るために, Cortisone 投与などの影響も検討し, 次のような結果を得た。
    1. シロネズミ肝臓 Phe H活性は Protein depletion (non-protein 飼料投与) により, 最初の1週間急速に低下する。しかし, 絶食の条件では活性の変化は少なかった。
    2. Deplete シロネズミに15% Casein を含む飼料を8日間投与すると, 活性はかなり回復した。Try, Phe などの過剰では回復は遅れたが, Glu, Lys, Thr のそれぞれの過剰は影響は少なかった。また, Phe 欠乏飼料では活性回復にあまり影響なかったが, Phe と Tyr の同時欠乏では回復の遅れは大きかった。
    3. Cortisone の投与は Phe H活性に効果はなかった。副腎切除シロネズミに対する Cortisone 投与でも効果を認めなかった。Alloxan 糖尿シロネズミでも対照と比べて活性に変化を認めなかった。
  • 田村 盈之輔, 小畠 義樹, 新関 嗣郎, 岩谷 昌子, 筆谷 紘一
    1973 年 31 巻 2 号 p. 63-68
    発行日: 1973/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    幼若白鼠や成熟白鼠を用いて, 飼料中の蛋白質含量や発育と血漿アミノ酸比との関係を見た。その結果によると, 無蛋白飼料を投与した幼若白鼠を除き, 血漿アミノ酸比は飼料中蛋白質含量および体重ともよく逆比例するのを認めた。成熟白鼠でも, 飼料中蛋白質含量の増加により, 血漿アミノ酸比の低下の傾向を示した。これらの幼若白鼠の尿排泄Hypを定量し Hyp-creatinine 比を算出したが3-15%カゼイン飼料群では蛋白質含量によく比例し, 増加体重と Hyp-index の関係でもよく比例していた。なお血漿アミノ酸比と Hyp-index はきわめて高い相関を示した。
    また, 幼若白鼠に白米または小麦粉飼料に0.4% L-Lys・HCl および0.2% L-Thrを添加投与した際には, 発育の上昇に伴い, 血漿アミノ酸比は低下, Hyp-creatinine 比は上昇を示した。
  • 石垣 志津子
    1973 年 31 巻 2 号 p. 69-74
    発行日: 1973/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    安城市福釜町の農家より40戸無作為抽出し, ハウス農家と兼業農家の2群に分類し, 主婦の栄養状況について調査分析を試みた。
    (1) ハウスの方が兼業よりすべての栄養素が劣り, 特に動物性たん白質, 脂肪, 鉄, カルシウム, ビタミンAの低位が目立った。
    食品群では, 動物性食品, 緑黄やさい, 油脂が少なかった。
    (2) 摂取熱量は, ハウス2,332Cal, 兼業2,378Calで, よく似通っているが, 消費熱量はハウス2,634Cal, 兼業2,232Calで, 摂取熱量がハウスは-302Calで夏場に体重の著しい減少がみられた。
    (3) 労働時間の長短と労働の強弱は, 消費熱量/基礎代謝量との間に有意の相関のあることを示したが, 摂取熱量/基礎代謝量との間には相関関係を示さなかった。
    以上, ハウスの主婦は栄養摂取の充足率が低いにもかかわらず, 高温多湿なハウス内での作業を余議なくされているので, これら対象に対し労働の質と量を考慮した栄養指導を展開しなければならない。
    それには, 今後より綿密なタイムスタデーを実施し, より適切な指導に努力したいと思っている。
  • 昭和46年6月におけるセンター方式学校給食の摂取蛋白質のアミノ酸組成について
    吉田 勉, 遠藤 みたみ, 鈴木 義行, 吉田 幸弘
    1973 年 31 巻 2 号 p. 75-80
    発行日: 1973/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    東京都下三多摩地区の小学校で実施されている給食について単独校方式の場合はすでに報告した。そこで今回はセンター方式で行なっている1市, 1町をえらび, 昭和46年6月における蛋白質の摂取量や栄養価の内容を調べ, 前回の結果と合せて, 今後の栄養指導の指針とするために検討を行なった。
    1) CセンターおよびDセンターとも蛋白質の所要量を満たしていた。
    2) 両センターとも必須アミノ酸の必要量を満たしていた。
    3) プロテンスコアは両センターとも76でいずれも第1制限アミノ酸は含硫アミノ酸であった。
    4) E/T比は, Cセンターでは2.49, Dセンターでは2.45であった。
    5) ケミカルスコアのうち卵価は両センターとも76で, いずれも第1制限アミノ酸は含硫アミノ酸であった。
    6) 人乳価はCセンターでは87, Dセンターでは88であり, いずれも第1制限アミノ酸はトリプトファンであった。
  • その4. 1~5歳
    大谷 八峯, 手塚 朋通
    1973 年 31 巻 2 号 p. 81-82
    発行日: 1973/03/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
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