栄養学雑誌
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36 巻 , 6 号
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  • 吉田 勉, 枝川 純子
    1978 年 36 巻 6 号 p. 245-252
    発行日: 1978/11/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    生後4週齢の Wistar 系雄ラットに, カゼインまたは分離大豆たん白質を約10%含有する飼料を給与し, 1週間の予備飼育後, 3週間の実験飼育を2回行なった (実験IとII)。
    実験飼育の増体重, 飼料摂取量, 飼料効率, N効率, N, Ca, MgおよびPの出納, 56日齢における大腿骨+脛骨 (ひ骨を含む) の重量ならびにそのCa, MgおよびPの含量を調べ, たん白質源の違いによる影響をみた。
    増体重, 飼料効率およびN効率は大豆群がカゼイン群よりも低かった。Nのみかけの消化率, 蓄積量および蓄積率も同様でありた。ただし, 実験IのN蓄積率のみは, 有意差がなかった。Ca, MgおよびPの出納については2群間に差がない場合が多かった, ただし, 実験IIのCaのみかけの消化率および蓄積率ではカゼイン群が, またPの蓄積率では大豆群が有意に優れていた。
    大腿骨+脛骨 (ひ骨を含む) の重量ならびにそのCa, MgおよびPの全量は, 実験IIでは大豆群がカゼイン群よりも低かった。実験Iでは有意差が認められなかったが, 実験IIと同様の傾向を示した。
    分離大豆たん白質は, その製造工程中で, 栄養素含量の低下, あるいはフィチン酸の濃縮による栄養素の利用性悪化, などの可能性を考慮した上で利用する必要がある。
  • 中島 順一, 吉川 周子, 赤羽 正之
    1978 年 36 巻 6 号 p. 253-259
    発行日: 1978/11/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    公衆栄養学的視野から食生活を研究する際に, 解析方法の1つとして類似率の果たす役割は今後さらに増大するであろう。このような状況の中で, 著者らは, 家計調査のような金銭データを資料とした場合に適すると思われる指数を提案した。それは素データ行列に対し, 行と列の両方向から基準化して, P・Q地域間の類似度をそれら基準化されたベクトルを用いてそのベクトルが作る方向余弦として計算するもので, これをM技法類似率と名づけた。そしてこの指数はデータ処理に際して, 個体と特性を2つの因子とし, その交互作用から各成分を位置づけているため, 一方に偏らない指数といえる。そのため, 金銭データを用いた類似率算出には適した指数である。なお, 本研究では, 具体例として「岐阜県家計調査報告」の資料を用いた。
  • 松野 信郎, 野村 美弥, 宮崎 基嘉
    1978 年 36 巻 6 号 p. 261-265
    発行日: 1978/11/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    摂取たん白質の多寡と必須アミノ酸摂取量や化学価との関係について明らかにするため, 昭和49年度国民栄養調査成績を用いて検討した。
    (1) 必須アミノ酸摂取量はたん白質摂取量の増加により増加した。
    (2) たん白質1g当りのアミノ酸パターンではリジンと芳香族以外のアミノ酸は摂取たん白質量が変化してもほぼ一定であった。リジンはたん白質の増加量により増加し, 芳香族アミノ酸は減少した。なおこれら2アミノ酸は動たん%と高い相関があり, それぞれ+0.98, -0.98の相関係数を示した。
    (3) 化学価はたん白質摂取量とは無関係で一定であり, 6種類の化学価のうち最低はA/T比化学価 (61) で最高はアミノ酸スコア (100) であった。
    (4) エネルギー摂取量とアミノ酸摂取量との関係もみたが, エネルギー摂取量の増加と共にアミノ酸摂取量は増加したが, 1,000Cal当りでは高エネルギー摂取区分の方が低くなった。
  • 中島 順一, 吉川 周子, 赤羽 正之
    1978 年 36 巻 6 号 p. 267-272
    発行日: 1978/11/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    著者らは, 30種の食品を用いて食品イメージ測定等で頻用されるS. D法尺度の意味構造について検討した。
    尺度間の相関行列に対する主成分分析の結果, 9個の評定尺度は大きく5つに分類され, クラスター分析でも同様の結果を得ることができた。しかし, ユークリッド距離行列を用いた多次元尺度法では, さらにそれらの1つが細分され, 6つに類型化された。
    これらの結果から, 対象とした9尺度の間には, 相互に意味上の重腹がみられ, その類似性からそれらの評定次元を縮約して表現することが可能であると考えられた。そして既存の9尺度は,「嗜好」・「時間的評価」・「地理的評価」・「経済的評価」・「力強さ」・「浸透性」の6尺度に維約表現された。
    以上のことから, 本領域で用いられるS.D法尺度には少なからず問題点があると思われるので, 今後は, 本領域に適応した尺度の設定が必要であると考えられた。
    なお, 本稿の要旨は第32回日本栄養・食糧学会総会で発表した。
  • 和田 幸枝, 中山 泰雄
    1978 年 36 巻 6 号 p. 273-278
    発行日: 1978/11/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    The purpose of this study was to devise an effective method to draw visually a distinctive relationship in the intake pattern of food groups. The intake of food groups was classified in 10 ranks based upon correlation coefficients of the matrix, in which the higher correlation coefficient was illustrated darker. This illustrative method was used to compare the intake of food groups in Kitakusyu City with that of nationwide survey in Japan.
  • 厚生省公衆衛生局栄養課
    1978 年 36 巻 6 号 p. 279-288
    発行日: 1978/11/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
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