栄養学雑誌
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55 巻 , 2 号
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  • 吉武 毅人, 笹本 健
    1997 年 55 巻 2 号 p. 61-70
    発行日: 1997/04/01
    公開日: 2010/02/09
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 和枝, 鈴木 一正, 金澤 眞雄, 佐藤 潤一, 藤波 嚢二
    1997 年 55 巻 2 号 p. 71-78
    発行日: 1997/04/01
    公開日: 2010/02/09
    ジャーナル フリー
    糖尿病治療食の中でも低エネルギーの1,200kcal食においては, 鉄, 亜鉛, 銅, マグネシウム及びカルシウムの著しい供給不足が認められている。本報告では, 糖尿病治療食のミネラル実測値と計算値に基づいて, 食品もしくは食品群別に各元素への寄与率 (1日当たりの各元素の実測値もしくは計算値を100%とした際の個々の食品または食品群の値が占める割合) を求め, 糖尿病治療食においてミネラル供給不足を解消するにはどうしたらよいかを, エネルギー制限による影響も含めて検討した。
    鉄, カルシウム及びマグネシウムの供給には, 1日3食のうち1食をパン食献立にすることも有効な方法の1つであることが示された。牛乳はカルシウム, 野菜類は鉄, 銅, マグネシウム及びカルシウムの主要な給源とみられた。亜鉛は主食からの供給量が大きく, これを除く大半がたんぱく質源の食品, 特に動物性食品に由来し, 食品の選択上の配慮が望まれた。しかし, 主食量が制限される低エネルギーの糖尿病治療食では, 亜鉛を食事のみから供給することは難しく, 不足分を薬剤として投与する必要があると考えられた。
  • 原 淑恵, 池田 なぎさ, 初見 健一, 渡部 恂子, 飯野 久和, 光岡 知足
    1997 年 55 巻 2 号 p. 79-84
    発行日: 1997/04/01
    公開日: 2010/02/09
    ジャーナル フリー
    健常ボランティア18人に, 大豆オリゴ糖を難消化性糖類であるスタキオースとラフィノース換算量で1g及び2gを2週間ずつ摂取させて, 排便回数, 糞便中ビフィズス菌数及び糞便水分含量を調べた。その結果, オリゴ糖の摂取中, 排便回数が週5回以下の便秘傾向者に排便回数とビフィズス菌の菌数に有意な増加を認めたが, 糞便水分の増加は顕著でなかった。排便回数が週6回以上の被験者では大豆オリゴ糖少量摂取の影響はなかった。以上から, 大豆オリゴ糖は少量の摂取でも便秘傾向者の便性状が改善されることが示された。
  • 金澤 良枝, 小池 美穂子, 渡辺 順子, 浜野 美代子, 中尾 俊之
    1997 年 55 巻 2 号 p. 85-91
    発行日: 1997/04/01
    公開日: 2010/02/09
    ジャーナル フリー
    CAPD療法施行中の慢性腎不全患者33人に対し, BIA法及び身体計測法の組み合わせによる栄養評価を試みた。その結果, 以下の結論を得た。
    1) CAPD患者において, Body mass index (BMI) 及び体脂肪量, 除脂肪量, 骨格筋肉量は, 健常者と比較し有意に低値であった。しかし, Body composition (体組成) に占める体脂肪%は健常者と有意差を認めなかった。
    2) CAPD患者のBMIは, 体脂肪量とは男性, 女性ともに有意の相関関係を認め, また皮下脂肪厚とは女性患者のみで, 骨格筋肉量とは男性患者のみで有意の相関関係を認めた。
    3) 血清アルブミン濃度は60.6%の患者で, また血清トランスフェリン濃度は57.6%の患者で正常範囲以下の低値であった。
    4) しかし, 総摂取エネルギー量と消費エネルギー量のエネルギーバランスは維持されており, 更にたんぱく質摂取量は日本腎臓学会基準値と差を認めなかった。
    以上より, CAPDを行う慢性腎不全患者はたんぱく栄養障害を認めるが, この原因には食事内容以外の因子, すなわち腎不全による代謝異常などの関与が考えられた。
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