栄養学雑誌
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49 巻, 6 号
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  • 吉村 学, 高橋 伯夫, 中西 正
    1991 年 49 巻 6 号 p. 289-295
    発行日: 1991年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 堀 光代, 青山 頼孝
    1991 年 49 巻 6 号 p. 297-306
    発行日: 1991年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 南 夏代, 平井 和子, 武副 礼子, 岡本 佳子
    1991 年 49 巻 6 号 p. 307-314
    発行日: 1991年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    大阪府下の高校1年生 (男子399人, 女子509人) を対象に, 排便回数及び食生活や食物摂取量に関する意識についてアンケート調査を行った。なお, 排便回数が週に3回以下のものを“便秘傾向”とみなして集計した。
    1) 毎日排便のある割合は, 男子 (54%) よりも女子 (27%) のほうが低く, 排便回数が3回以下の“便秘傾向”の割合は男子 (16%) より女子 (19%) が高かった。また“不規則”と答えた割合も男子 (11%) より女子 (23%) が高く, 排便回数に性差がみられた (p<0.001)。男子の68%, 女子の83%が“便秘と健康は関連性がある”と答え, 排便は“毎日するもの”と答えた生徒は男子68%, 女子60%であった。特に, 排便が“不規則”と答えた生徒の場合に排便への認識が低かった (男女ともに, p<0.001)。排便時刻は,“起床~朝食直後”が最も多く, 排便回数が“不規則”と答えた生徒では, 排便時刻も“不規則”と答えた割合が高かった (男女ともに, p<0.001)。
    2) 健康を保つのに適した食生活を,“している”あるいは“だいたいしている”と答えた生徒は男子55%, 女子61%であった。望ましい1日の摂取食品量を,“知っている”あるいは“だいたい知っている”と答えた生徒は, 男子26%, 女子27%であった。女子では両認識と排便回数との間に関連性がみられた (各々, p<0.001, p<0.05)。
    3) 食品群別摂取量への意識は, 男子では“多量”と“わからない”が多く, 女子では“普通量”が多く, 性差がみられた (p<0.05)。食品群別摂取量への意識と排便回数との関連性は, 女子よりも男子に高くみられ, 排便が“便秘傾向”の男子では, 穀類・いも類・野菜類の摂取量が“わからない”が多く, 女子では野菜類・乳類の摂取量が“少量”と答えた割合が高かった。
  • 大里 進子, 永山 育子, 高良 治江, 和田 幸枝, 若原 延子
    1991 年 49 巻 6 号 p. 315-324
    発行日: 1991年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    九州における常用勤労者 (40~50歳代夫婦212組), 及び農業従事者 (40~60歳代夫婦196組) の中高年夫婦を対象に, 牛乳飲用習慣の有無と栄養素等摂取状態, 食品摂取パターンの関連について検討を行い, 次の結果を得た。
    1) 牛乳飲用習慣を摂取頻度でみた結果, 常用勤労者の夫は, 飲用習慣のある者35.4%, ない者 (週2日以下) 34.0%, 妻は, ある者27.8%, ない者39.2%であった。農業従事者の夫は, 飲用習慣のある者29.7%, ない者29.7%, 妻は, ある者27.0%, ない者31.3%であった。
    また3日間の食事調査より得られた1日当たりの牛乳摂取量は, 常用勤労者では夫72g, 妻66g, 農業従事者では夫46g, 妻48gであった。
    2) 栄養摂取状態では, 飲用習慣のある者はない者に比べ, カルシウム摂取量及び充足率, 動物性脂肪摂取量, 脂肪エネルギー比は高値を示し, 糖質エネルギー比は低値を示した。
    3) カルシウム摂取源としての食品の貢献度を重回帰分析により検討した結果, 常用勤労者では牛乳は飲用習慣の程度にかかわらずカルシウム摂取に寄与しているが, 農業従事者では習慣のある者のみに牛乳のカルシウム摂取への寄与が認められた。牛乳以外のカルシウム源食品群は, 豆類, 藻類, 緑黄色野菜, 淡色野菜などで, その寄与度は牛乳飲用習慣の有無によって差があった。
    4) 食品摂取パターンでは, 両業態ともに夫は牛乳飲用習慣が食事の簡便化に結び付きやすいこと, 妻は食事の洋風化に結び付きやすいことが指摘された。
  • 二郷 俊郎, 成田 真一郎, 井上 香, 三好 留加, 広田 才之
    1991 年 49 巻 6 号 p. 325-330
    発行日: 1991年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    市販果実のうち, ソルダム (Sordum: Prunus salicina Lindl.) を主原料として, 氷砂糖とエタノールまたはホワイトリカー (White liquor, 混成酒, アルコール分35%) の配合割合を変えて8種類調製 (表1) し, 約6か月間熟成させて果実酒をつくり, 検出された有機酸及び芳香成分を分析し, 次の結果を得た。
    1) 各ソルダム酒中に検出された芳香成分は, すべてエステル類であった。これらのエステル類と最高生成量を示すと次のとおりである。クエン酸トリエチル3.8mg%, リンゴ酸ジエチル7.8mg%, 乳酸エチル12.0mg%, 炭酸ジエチル18.2mg%。また, 芳香族エステル類とアルデヒド, ケトン類及び脂肪族アルデヒド, ケトン類は全く検出されなかった。
    2) 各ソルダム酒中に検出された有機酸はすべて脂肪族有機酸であり, それらの種類と最高生成量は, クエン酸203mg%, リンゴ酸320mg%, 乳酸278mg%であった。
  • 斎藤 和雄
    1991 年 49 巻 6 号 p. 331-333
    発行日: 1991年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
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