栄養学雑誌
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20 巻 , 2 号
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  • 鈴木 秀雄
    1962 年 20 巻 2 号 p. 49-52
    発行日: 1962年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    1. コレステロール及び高脂肪食投与は粥状動脈硬化のみでなく肝, 腎, 副腎の諸臓器にもコレステロール脂質を伴う肥大を来す。このことはラード群の場合特に著明である。
    2. 時期的に (1ケ月, 3ケ月) 血清コレステロール値を追うとコレステロール値は直ちに著明に高くなるが, その高い水準を少なくとも1ケ月保つと暫くコレステロールの内臓沈着がはじまる。
    3. 動脈内壁よりも肝臓副腎など他の臓器に早期に沈着するようである。
    4. 皮下脂肪, 腹腔内沈着脂肪のように一塊となつている沈着脂肪の沃素価は食餌の影響を受けず低い値を示す。内臓脂肪はこれとは逆に食餌の影響を受けやすく与えた脂肪の沃素価に近い沃素価を示した。
  • 鈴木 秀雄
    1962 年 20 巻 2 号 p. 53-56
    発行日: 1962年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    1) うさぎに2%コレステロール食を40, 70, 100日連続して与えると血清コレステロールレは直に上昇し, ついで臓器コレステロールも増し40日よりアテロームは発生しはじめ, その後次第にそれらの程度は増強するが70日以上に達するとそれ以上コレステロール食を継続してもアテロームの進行をみない。従つてアテロームは最初の2ケ月で最高の水準に達するものと思われる。
    2) アテロスケローゼスを起したものを標準食及び標準食+corn oil に切替えると血清コレステロールは直に低下するがアテローム性変化については標準食のみでは治ゆし難く, corn oil を与えると90日ではじめて治ゆの傾向がみえる。従つて治ゆには少なくとも3ケ月以上を要する。
  • 森本 喜代
    1962 年 20 巻 2 号 p. 57-65
    発行日: 1962年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    In case of potatoes surveyed same as in other food stuffs right after cooking especially when fizzled or fried in oil comparatively substantial amount of Dehydro ascorbic acid was found. This is assumed because Diketo-gulonic acid (DKG) is produced while the material is being cooked.
    Hitherto, it has been known that while Potatoes are stored or damaged, DKG is produced and though DKG does not increase while in store, it has been reported that it does when boiled. So, in case of potatoes tests were made taking these in consideration. Again, assuming the effect of measured value of oxidized enzyme contained in them took caution to boil them previously. On potatoes, made separate test on Diketo-gulonic acid specially, However in order to avoid the effect of enzyme oxide as the preliminary experiment, we first made some potatoes steamed to make them immune to enzyme and then found out the differences of weight and the volume of C content in comparison with those of raw potatoes.
  • 丹羽 壮一, 片山 信, 宇野 昌子, 近藤 いと志, 渡辺 美恵子, 小林 李々子, 兼元 紀久栄
    1962 年 20 巻 2 号 p. 66-69
    発行日: 1962年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    The enrichment of “amanatto” (sweet string bean) with dicetyl thiamine sulfate (heat stable thiamine derivative) was studied. It was found that the double incubations of the original boiled beans in a concentrated treacle mixed with the thiamine derivative is the best method for the enrichment.
  • 見目 明継, 岩尾 裕之
    1962 年 20 巻 2 号 p. 70-76
    発行日: 1962年
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    体重約260gの wister 系雄白ネズミを, 8%カゼイン飼料投与, および25%カゼイン飼料投与の2群に分け, 飼料を1尾1日15gずつ10日間与えた。その後直ちに各群を2分し, 計4群となした。25%カゼイン飼料投与の1群と, 8%カゼイン飼料投与の1群に, 60Coガンマー線600レントゲンを, 1回, 1時間を要して全身に照射し, 24時間分ずつ6日間尿を採取した。この間の尿中総窒素排泄量, 尿素排泄量およびアラントイン排泄量を, 各々の非照射群のそれと比較し, 摂取蛋白質量が, これら窒素成分の排泄量にどう影響するかをみた。その結果, ガンマー線照射により, 総窒素排泄量, 尿素排泄量, アラントイン排泄量の何れも増加したが, その割合は, 8%カゼイン飼料摂取群の方が, 25%カゼイン飼料摂取群より大きかつた。総窒素排泄量の増加は, 25%カゼイン飼料摂取群では, 主として尿素排泄量の増加に原因しているが, 8%カゼイン飼料摂取群では, 尿素およびアラントイン以外の窒素成分の排泄量増加も原因している傾向にあつた。これらの事から, 8%カゼイン飼料摂取群では, ガンマー線照射によつて, 蛋白質代謝に大きな影響を受けるが, 25%カゼイン飼料摂取群ではその影響は少なかつたものと推定される。以上の様な結果から, 日常, 蛋白質性食品を多く摂取することは, 電離放射線照射によつて受ける影響を, 最小限にするために有効であると考える。
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