日本水産学会誌
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75 巻, 2 号
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報文
短報
  • 大原 健一, 景山 哲史, 桑田 知宣, 海野 徹也, 古澤 修一, 吉浦 康寿
    2009 年 75 巻 2 号 p. 258-260
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/16
    ジャーナル フリー
    冷水病菌の PPIC 遺伝子をターゲットとし,アユの β-actin 遺伝子を内在性コントロール遺伝子に,リアルタイム PCR(R-PCR)による,冷水病発症アユ体内における冷水病菌の検出法の特異性と定量性について検討した。10 冷水病菌株および 9 同属近縁菌株について R-PCR を行った結果,冷水病菌のみから目的の増幅産物が得られた。培養法で 104 CFU/g 以上の生菌数が得られた発病アユの脾臓について R-PCR を行った結果,35 検体のうち,33 検体で増幅産物が得られた。33 検体の相対量と,培養法で得られた生菌数の回帰式は y=1.054x+20.93, R2 値は 0.916 となり,有意な相関が認められた。
  • 友寄 博子, 浅川 牧夫
    2009 年 75 巻 2 号 p. 261-263
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/16
    ジャーナル フリー
    糖尿病の予防と治療には,インスリンの過剰分泌抑制や感受性の改善が必要である。そこで本研究では,トサカノリ,スサビノリ,クロメのインスリン様作用を比較した。その結果,スサビノリ抽出物が最も強い抑制作用を示し,中でも分子量 1000 以下の画分が強い作用を示した。次に,ラットにグルコース負荷試験を行ったところ,この画分を尾静脈投与した場合と経口投与した場合の両方で,コントロール群に比較して血糖値が有意に低い結果を示した。従って,本研究で得られた成分は経口投与可能な抗糖尿病成分として有効であると考える。
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