加工用Al合金の疲勞試驗の實驗結果を示す曲線は如何に荷重繰返し數を多くしてもその横軸に完全に平行となる事はない.然も異つた合金の曲線は交叉することがありその間に何等の規則も認められない.從つて荷重繰返し囘數を記入してない疲勞強度の記述は全く無價値であり,又記入してあつても條件附きで採用すべきものである.唯出來るだけ多くの繰り返し囘數範圍から得た出來るだけ完全な曲線のみかその材料の性質に對する概念を與へるものである.現在までの諸實驗で之等の要求を滿たしたものは殆どなく從つて之等諸實驗の一般的な綜合をやつても極めて價値が少い
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