大学は,本来,“国家の頭脳”であり,“アイデアの源泉”でなければならない.したがって,大学教授諸君は,頭脳の産物を創造して,人類の文化に貢献し,その能力を学生に伝授すべきものである.
ところが,わが国の現状は,外国人のいうBlack Hole Professorが極めて多く,残念でたまらない.
日本人は,極めて優秀であると思うのに,このような状態にあることは,何かが狂っているのである.
本文は, (1)大学と大学教授のあるべき姿 (2)その現状 (3)Blaek Hole Professor撲滅策などについて私見を述べ,これからの日本が,世界の文化に貢献する日の早からんことをひたすら祈念するものである.
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