応用物理
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53 巻 , 4 号
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
  • 渡辺 宏
    1984 年 53 巻 4 号 p. 273
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
  • 齋藤 進六
    1984 年 53 巻 4 号 p. 274-277
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    新材料を予言するには,シーズ側,エーズ側の両面からのアプローチを考えなくてはならない.シーズとして電子論,結晶学などの理論異材料間の水平思考が考えられ,ニーズとして政治,経済,資源,エネルギー,環境などが要因となる.シーズ,ニーズの両面にわたって完全結晶,ハイブリッドなどをケーススタディする.
  • 川久保 達之
    1984 年 53 巻 4 号 p. 278-285
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    物質の熱的性質のなかから熱伝導度,熱膨張係数,融点をとりあげ,それらの極限値を決める諸因子を具体的な物質に準拠して論じる.すなわち結晶のフォノン熱伝導度を左右するフォノンの平均自由行程と群速度,結晶の場合と著しく違う挙動を示す非結晶質の熱伝導におけるフォノン徹乱の機構,GeやSiにおいて観測される負の熱膨張係数の問題,熱膨張と融点との間に成り立つ経験則,化学結合の強さと融点との相関などである.
  • 阿部 龍蔵
    1984 年 53 巻 4 号 p. 286-290
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    電気的性質という観点から材料を大別すると,電気をほとんど通さない絶縁体,電気をよく通す導体,両者の中間に位置する半導体の3種類に分類される.材料になぜ導体,絶縁体の区別が存在するのか,それらの電気抵抗率はどのような温度変化をするか,といった基本的な問題を現代の物性物理学の立場から概観する.
  • 近角 聡信
    1984 年 53 巻 4 号 p. 291-295
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    材料の磁気的性質は大別すると,次の三つの用途に公類される.その第1は,いわゆるソフト磁性材料としての用途で,磁化しやすい性質,すなわちその高い透磁率の利用であり,第2は,いわゆるハード磁性材料としての馬途で,磁化を変えにくい性質,すなわちその大きな保磁力の利用である.第3は,磁気記録材料である.そのどの用途にも飽和磁化が高いことが必要である.本稿では,まず飽和磁化の限界について述べ,磁区と磁壁の構造に基づいて,透磁率,保磁力を制御する要因を説明する.最後に高密度磁気記録に必要な磁気光学効果にも触れる.
  • 花村 榮一
    1984 年 53 巻 4 号 p. 296-301
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    材料の光学的性質は,その物質の存在様式によって決まる.まず,結晶であるか非晶質(アモルファス)であるか,次に,結合形態が共有結合,イオン結合,ファン・デル・ワールス結合,金属結合のいずれであるかが,重要な因子である.さらに,結合の次元性が決め手になる場合もあり,強磁性,強誘電性,電荷密度波の立った状態など,温度変化に対して物質の存在様式が変化する場合も,光学的性質の観点から面白い.非線形光学応答にも触れたい.本稿では,これらの物質の存在形態と光学的性質の間の関係について広くながめてみたい.
  • 兵藤 申一
    1984 年 53 巻 4 号 p. 302-306
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    固体の力学的性質のうちで応用物理関係者にとり比較的なじみの薄い問題,すなわち硬さや破壊などをとりあげ,それらがどのような基礎概念と関係して理解されているかを簡単に説明する,超硬材料,耐熱材料,超弾性材料など,飛躍的に高い力学的姓質を備えた薪物質への期待が強まっている現在,全く専門外の研究者にとって関心への糸口の意味がこめられている,
  • 大柳 宏之, 松下 正
    1984 年 53 巻 4 号 p. 307-310
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
  • 中村 浩介, 前田 邦裕, 竹田 幸男, 浦 満
    1984 年 53 巻 4 号 p. 311-314
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    シリコンカーバイドの微粉に少量のベリリアを添加し,ホットプレスして得たセラミックスは,金属アルミニウムよりも熱伝導率が大きく,電気絶縁性で,熱膨張係数がシリコンとほぼ同じであるなど,きわめてユニークな特性をもつことを見い出し,高熱伝導・電気絶縁性の発現機構についてもほぼ明らかにすることができた.
    この種の材料は半導体製品分野で,特に高集積回路や高電力消費回路を有する製品の高姓能化,小型軽量化,高信頼化などのため宿望されていたもので,すでに量産を始めている.
  • 権田 俊一
    1984 年 53 巻 4 号 p. 315-319
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    高い温度にも耐える半導体材料は,材料を構成する原子間の結合が強く,そのためこの材料群は,硬い,熱伝導度が大きい,音速が速いなどの特徴をもっている.電子帯構造としては,結合エネルギーが大きいため禁制帯幅が大きいという特徴になり,これは高温動作の電子素子や,短波長発光素子など他の材料ではできないユニークな応用につながっている.
  • 北沢 宏一
    1984 年 53 巻 4 号 p. 320-325
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    超伝導材料の特性として重要な臨界温度,臨界磁場,臨界電流がそれぞれ物質のどのような性質によって決定されるかについて簡単に解説し,それらの特性を向上させるにはどうしたらよいかの指針について考察する.この考察に基づいて材料開発の現状がどのレベルにあるのかを特にニオブーチタン合金A15型化合物について概観し,その発展方向について触れる.一方,まだ実用材料にはなっていないが,今後希望のもてる物質群についてそれらの特徴をあげる.さらに現在議論されている高臨界湿度超伝導体発見の可能性についても紹介する.
  • 小西 進
    1984 年 53 巻 4 号 p. 326-330
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    従来の磁性記憶は磁気記録,磁気バブルメモリーを問わず磁性膜中の磁区を記億の担体としている.ところで磁気バブルでは垂直磁化ガーネット膜が開発されて以来,プロッホラインと呼ばれる磁壁微細構造を100本程度もバブルを囲む磁壁中に含むハードバブルの存在が知られていた.プロッホラィンは安定で磁界を加えると磁壁にそって移動することも実験・理論の面から明らかにされている.磁区に代わり,もしプロッホラインを記憶の担体として利用することができれば超高密度の磁性圏体記憶素子が実現できよう.本稿では,最近筆者が提案したヅロッホラインメモリーの概要を述べる.
  • 岡田 正勝
    1984 年 53 巻 4 号 p. 331-335
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    将来の高速・大容量情報処理システムの一つの候補にデジタル光情報処理法が考えられているが,光論理素子はその中心的役割を演じる.光論理動作には,入射光と出力光の強度の間にスイッチングなど罪線形動作が必要であるが,将来最も帯望と考えられる非線形屈折効果に視点の中心を置き,その材料および機構について現状および今後の展望を述べた.
  • 松山 謙太郎
    1984 年 53 巻 4 号 p. 336-340
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    光ファイバーの通信媒体としての光学的性質,機械的性質が製造技術の中でいかに生かされ,追求されているかを技術の現状と対比させて述べる. 光学的性質に関しては,光通信媒体としての損失要因,低損失化技術,損失特性の長期安定性について触れ,屈折率制御と伝送帯域特性の関係について記述する.機械的性質については,高強度ファイバーを開発する立場からファイバーの破断強慶分布と欠陥を対比させ,またスクリーニング試験による最低強度と長期信頼性の保証について述べる.
  • 西田 克彦
    1984 年 53 巻 4 号 p. 341-344
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    ヘテロエピタキシャル技術とMBEを代表とする超薄膜形成技術の目覚しい進展が,新しいデバイス特性を引き出すうえで大きな役割を果たしている.光検出器も例外でなく二次元電子ガスを利用する高速フォトダィオード,超格子型アバランシ・フォトダイオードなど,従来のバルク材料では実現不可能な特性をもつ素子が生れつつある.本稿では特に光検出器の応答速度の問題に的を絞り,材料とデバイス固有の問題点,および新技術によるブレークスルーについて述べる.
  • 松田 吉郎
    1984 年 53 巻 4 号 p. 345-349
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    最近の進展が著しいアラミド繊維および炭素繊維を中心に,その製法,性能,用途について概説する,アラミド繊維“Klevlar”はポリーp一フェニレンチレフタルアミドの液晶を紡糸して得られ,高強度を有する.また,炭素繊維はポリアクリロニトリル繊維の焼成やピッチの紡糸・焼成によって得られ,高弾性率を有する.両者は複合強化材に併用されることも多い.今後もこれらの周辺の新規素材開発が活発に行なわれよう.
  • 井手 文雄
    1984 年 53 巻 4 号 p. 350-356
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    耐衝撃性樹脂は,基本的にはTgの低いゴム成分を分散相に,樹脂成公を連続相にもつ多相構造を形成している.前者のゴム成分は耐衝撃性,後者の樹脂成分は力学的発現にそれぞれ寄与しているが,しかし,その相界面の接着性が低いと耐衝撃性は有効に発現されない.このために樹脂にゴム成外を単純にブレンドするよりもグラフト重合,ブロック重合,あるいはIPNなどによってゴム成分を導入し,多相構造を形成するほうが,より高度の耐衝撃性を有する樹脂が得られる.このような耐衝撃性樹指は,ゴム相と樹脂との相界面にグラフトポリマー,あるいはブロックポリマーが局在化した相構造を形成しているのが特徴的である.現在市販されている耐衝撃性樹脂の大半は,グラフト重合タイプのものであるが,適当な耐衝撃性の付与には単純なゴム成分ブレンドも多い.
  • 赤池 敏宏
    1984 年 53 巻 4 号 p. 357-361
    発行日: 1984/04/10
    公開日: 2009/02/09
    ジャーナル フリー
    医用高分子材料は,医用(生体)機能性と生体適合性の両方の性能を兼ね備えることが要求される.それぞれの性能は使用目的に従って多岐に及び,かっ生体システムが対象となるためその材料設計は複雑である.必要とされる要素性能を明確にし,対応する生体機能を人工的に模倣したり,生体素子を利用することにより要求される性能を満足する材料設計が可能となるものと期待されている.
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