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50 巻 , 3 号
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  • 今泉 洋, 石川 聡, 斎藤 正明
    2001 年 50 巻 3 号 p. 73-79
    発行日: 2001/03/15
    公開日: 2011/03/10
    ジャーナル フリー
    脂肪族エーテルのα炭素に直結したH原子がT-for-H交換反応に関与できるかどうかを明らかにするため, 直鎖構造を持つエーテルとT標識化合物との間のT-for-H交換反応を平衡下で, 20℃において観測した。この反応は固液系で行われた。用いたエーテルはローンペァを持つ一つの原子を有しており, それらは, ジエチルエーテル, 2, 2ノージクロロジエチルエーテル, そして1, 2-ジクロロエチルエチルエーテルであった。この交換反応において, 固体試料物質としてT標識OH基 (すなわちOT基) を持っポリ (ビニルアルコール) を, 液体試料物質としてp-キシレンに溶かしたおのおののエーテルが用いられた。比較のため, ジフェニルエーテルもまた本研究で使われた (50-80℃) 。溶液の濃度は, それぞれ0.5mol・dm-3であった。本研究から得られた結果から, 次の四つが明らかとなった。 (1) ジエチルエーテルの反応量は2, 2′-ジクロロジエチルエーテルのそれと同様であり, 1, 2-ジクロロエチルエチルエーテルの反応量は前者二つの3/4倍であった。 (3) T標識化合物と接触すると, それぞれのエーテルのα-炭素に結合しているH原子は, T-for-H交換反応に関与することができる。 (3) ジフェニルエーテルの速度定数と以前の研究で (A″-McKayプロット法を使って) 得られた速度定数 (アニリンとベンズアルデヒドのもの) とを比較すると, ジフェニルエーテルはこの交換反応を起こすための後者と同様な能力を持つ。言い換えると, ある種のエーテルのα炭素に結合したH原子は, アニリンの-NH2やベンズァルデヒドの-CHOと似たような反応性を持つ。 (4) エーテルのα-炭素に結合したH原子は, T-for-H交換反応だけでなく他の化学反応も起こすと思われる。
  • 駒村 美佐子, 津村 昭人, 小平 潔
    2001 年 50 巻 3 号 p. 80-93
    発行日: 2001/03/15
    公開日: 2011/03/10
    ジャーナル フリー
    わが国の白米の放射能汚染に対する全地球的な放射性降下物の影響を検討すべく, 全国17地点の国公立水田試験圃場からの試料採取を1959年以来37年間継続し, 放射能測定を行った。
    白米中の90Srと137Cs含量をmBq/kgの単位で表すと, 1963年の全国平均は90Srで269, 137Csで4179の値となり, 経年曲線上最初にして最高のピークを示した。その後, 白米中の両核種の含量は急減を続け, たとえば1975年には29と192, また1995年には5と46の値をそれぞれ示した。
    90Srや137Csなどの核種が米粒中に吸収される際に, 外気に触れる茎葉や籾殻からの直接吸収と, 水田表層土中の残留核種の経根的な間接吸収との2種類の経路が考えられる。37年間の観測値を解析した結果, 90Srと137Csの両核種とも, 大気中降下量の最盛期であった1963年前後では白米汚染全量の70-95%を直接汚染が占めること, しかし降下量が検出し難いほど減少した1985年以降では白米汚染のほとんどが間接汚染に起因すること, などが明らかになった。
    そのほか日本海側と太平洋側での白米の汚染レベルの地域差, また白米と玄米における90Srと137Csの分布比率の差異, さらに両核種の植物体内移動の難易の裏付け, などを議論した。
  • 斉藤 勝美
    2001 年 50 巻 3 号 p. 94-99
    発行日: 2001/03/15
    公開日: 2011/03/10
    ジャーナル フリー
  • 斉藤 勝美, 岩田 吉弘
    2001 年 50 巻 3 号 p. 100-104
    発行日: 2001/03/15
    公開日: 2011/03/10
    ジャーナル フリー
  • 山崎 浩道
    2001 年 50 巻 3 号 p. 105-111
    発行日: 2001/03/15
    公開日: 2011/03/10
    ジャーナル フリー
  • 海老原 充
    2001 年 50 巻 3 号 p. 113-115
    発行日: 2001/03/15
    公開日: 2011/03/10
    ジャーナル フリー
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