RADIOISOTOPES
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54 巻 , 8 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 小川 喜弘, 妹尾 貴文
    2005 年 54 巻 8 号 p. 287-295
    発行日: 2005/08/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    シーベルトメータによる中性子線量率の直接的な読み取りと比べて, 減速材中に挿入されたパッシブ熱中性子検出器は, 中速エネルギーや高速エネルギー中性子測定とともに, モニタリング期間にわたる低レベル中性子線量率の長期集積線量測定の可能性を示している。ここでは, 直径10cm, 厚さ0.5cmの円板状アクリル樹脂板を15cm重ね, その間0.5cm毎に熱中性子検出器としてCaSO4: Tm+6LiF及びCaSO4: Tm+7LiFからなる熱蛍光素子の対を挿入した簡易パッシブ中性子線量計を作製し, 252CfやPu-Be中性子源を用いたいろいろな減速中性子場でその中性子線量計の性能並びに特徴について考察した。更に, その中性子線量計の10-9MeVから20MeVまでの応答関数を作成した。最後に, その中性子線量計の読み取り値から中性子エネルギースペクトルを推定し, 精度の良い中性子線量評価法を開発するとともにその適応性について検討した。
    中性子線量計の読み取り値と作成した応答関数を用いてアジャストメントされた中性子エネルギースペクトルは, 252Cf並びにPu-Be中性子源の中性子エネルギースペクトルを精度良く再現した。また, 推定された中性子エネルギースペクトルにもとづき評価した中性子線量は, いろいろな減速中性子場において, 1.06×10-4から1.45×10-4Gy/Sv, 平均 (1.26±0.14) ×10-4Gy/Svであり, シーベルトメータとほぼ同じ中性子線量応答 (中性子線量に対する60Coγ線に等価な吸収線量) を示した。その結果, 今回開発した簡易パッシブ中性子線量計は, いろいろな放射線場における熱中性子から数MeVの範囲の中性子エネルギーに対する平常時中性子モニタリングのための有用な測定器であることを示唆している。
  • 山田 隆博, 高田 茂, 鈴木 隆司
    2005 年 54 巻 8 号 p. 297-304
    発行日: 2005/08/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    近年, 低エネルギー (10kV) のX線発生装置が開発されるようになった。X線源は坪量計測においてβ線源よりも取り扱いが容易である。そこで, 低エネルギーX線発生装置を用いた坪量計を考案し, その性能評価を行った。坪量の分解能は, 管電圧, 管電流, X線源・検出器間距離を種々変えて計測を行った。坪量が22.4g/m2の時の最適計測条件は, 管電圧, 管電流, X線源・検出器問距離の最適値が, それぞれ2.5kV, 0.4mA及び1cmであった。これらの条件での分解能及び相対分解能は, それぞれ0.33g/m2と1.4%が得られた。
    坪量に対する最適な管電圧は, 坪量が130g/m2までは2.5kVで, 130~300g/m2では3.5kVであった。このように, 5kV以下の低エネルギーX線は, 坪量の計測に対して有効であると考えられる。
  • 青木 康浩, 安藤 貞, 山田 明央, 小林 良次, 張 建国
    2005 年 54 巻 8 号 p. 305-313
    発行日: 2005/08/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    畜産・草地学分野での応用例がほとんどないPIXEを活用して, 高泌乳牛群について各種元素の被毛中含量を分析し, その変動要因を検討した。5月, 11月及び翌9月にそれぞれ12, 16及び20頭の乳牛から被毛を採取し, 無調製無標準法によるPIXE分析を行った。全試料から検出された元素は, S, K, Ca, Na, Mg, Zn, Br, Fe及びCuであった。これらの被毛中含量は個体による分布が相当大きく, 元素によってはその平均水準が過去の報告における放牧飼養肉牛における水準と大きく異なった。K及びFeを除き, 被毛中含量は試料採取時期の有意な影響を受け, 9月において低かった。その影響に加えて, Ca及びZn含量は乳生産水準が高いほど減少し, Na含量は体重が大きい個体ほど増加した。更にMg含量は産次が進むほど少なくなるとともに, 体脂肪蓄積の程度が大きい個体ほど多くなった。以上の結果から, 高泌乳牛群における被毛中各種元素含量の生理的変動の程度と, その変動に対する季節や乳生産水準など個体に関わる要因の影響が初めて示された。
  • 濱田 浩正, Somsak SUKCHAN, Mahithon PUTISO
    2005 年 54 巻 8 号 p. 315-320
    発行日: 2005/08/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    In northeast Thailand, salinization caused by the discharge of salty groundwater is a serious problem. Locations where groundwater flows into surface water must be identified before measures against salinization can be taken. Radon-222 (222Rn) is a useful indicator for determining areas of groundwater discharge. We measured 222Rn concentrations in surface waters in the region and found that groundwater flows into streams and lakes in low-elevation areas (below 180 m) . Our results agree with the results of published simulations of groundwater flow.
  • 赤田 尚史, 柳澤 文孝, 川端 一史
    2005 年 54 巻 8 号 p. 321-327
    発行日: 2005/08/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    We collected atmospheric depositions along the altitudinal gradient on Mt. Emei, China. This study was intended to estimate the deposition rate of the major ionic components by below-cloud scavenging using their altitude distribution of Mt. Emei, which is located in a region of severe air pollution. The precipitation rate tends to increase because of cloud deposition (1500-2500 m) . The atmospheric depositions collected at St. 12, 13 and 17 seemed to evaporate from the altitude distribution pattern of δD and precipitation rate. The deposition flux of ionic components increased at lower altitudes, without dependence on precipitation rate. The main ionic components that influenced atmospheric deposition in this region were SO42-, NO3-, NH4+ and Ca2+. We estimated the increase rate in ionic components by below-cloud scavenging based on the altitude distribution of ion concentrations, except NH4+, which did not show good correlation with the first approximation. Respective rates of increase in SO42-, NO3- and Ca2+ were 5.33, 1.36 and 9.51 μeq·L-1, when raindrops fell 100m.
  • 横井 孝司, 高木 昭浩, 相馬 努, 吉岡 克則
    2005 年 54 巻 8 号 p. 329-336
    発行日: 2005/08/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    We examined image co-registration techniques based on mutual information (MI) and normalized mutual information (NMI) to registrate two SPECT images with localized differences in brain activity. Simulations were performed by 100 trials with the random initial mismatch of ±20° and ±45 mm for a normal perfusion model (NRM) and a pathological perfusion model with a hemisphere defect (HSD) . In the HSD, activity in the defect region was reduced to be 75% (HSD75%), 50% (HSD50%), and 25% (HSD25%) of normal value. In the MI-based registration for the NRM and NRM dataset, no biases were observed (≤-0.06°, ≤0.06 mm) and the SDs were very small (≤0.07°, ≤0.04 mm) . In the registration for the NRM and HSD dataset, the biases were slightly larger (≤-0.18°, ≤0.34 mm for HSD75%, ≤-0.23°, ≤=0.45 mm for HSD50%, ≤-0.23°, ≤0.18 mm for HSD25%) in comparison with the results of registration for the NRM and NRM dataset. The accuracy of the NMI was almost identical to that of the MI. The entropy-based registration techniques are relatively unaffected by localized differences in brain activity.
  • 中島 栄一
    2005 年 54 巻 8 号 p. 337-345
    発行日: 2005/08/15
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 栗原 紀夫
    2005 年 54 巻 8 号 p. 347-348
    発行日: 2005/08/15
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 館盛 勝一
    2005 年 54 巻 8 号 p. 349-358
    発行日: 2005/08/15
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
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