非水溶液からの電着による
147Pm-β線源調製法について実験的に検討した。溶媒にはイソプロピルアルコールが適当であり, 電着基板には白金板を用いるより, アルミニウム板やステンレス鋼板を用いたほうが付着性の優れた電着層が得られた。200μA/cm
2, 16時間の電解で析出効率は98%であった。得られた電着層は水酸化物であるが, 電着基板とともに加熱することにより酸化物となり, 付着性は著しく改善された。ステンレス鋼板上に電着したSmの場合, 1000℃で1時間加熱した結果, Sm
2O
3として0.6mg/cm
2 (
147Pm放射能換算0.5Ci/cm
2) の層が得られた。この層の上に繰り返し電着することができる。Ndを担体として790mCi/5.1cm
2までの
147Pm電着を試み, 薄くて一様な付着性の優れた電着層を得た。
抄録全体を表示