ヒトプロインシュリン・C-ペプチドのラジオイムノアッセイ (RIA) で必要とする,
125I標識ヒトプロインシュリン・C-ペプチドをクロラミンT法, 酵素法, および活性エステル法で作成し, その作成方法, およびこれらの方法で作成した
125I標識抗原を, ヒトプロインシュリン・C-ペプチドRIAで使用し, 抗体との結合率 (
B0/
T%) , 標準ヒト・C-ペプチドによる置換 (
B/
B0%) , 回収試験, および安定性を比較した。
チロシン化ヒトプロインシュリン連結ペプチドをクロラミンT法, および酵素法で
125I標識しても, 活性エステルを
125Iで標識したのち, ヒトプロインシュリン連結ペプチドと結合しても, ヒトプロインシュリン・C-ペプチドRIAで使用可能な
125I標識抗原を作成することができた。
これらの方法で作成した
125I標識抗原は, 標準ヒト・C-ペプチドによる置換 (
B/
B0%) , 回収試験において差はみられなかったが, RIAのために常時作成する場合, 反応率が安定し, また経時的に
B0/
T%が安定している酵素法が最も良い方法であった。
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