Electrolysisによる
99mTcの標識が, albuminなどのタンパク以外にも応用できることを見出し,
99mTc-EDTA,
99mTc-Sn-hydroxide complexについて検討した。電極は, cathodeにPt, anodeにSn, Zrを使用して検討した結果, anodeにSnを使用することにより94%以上の収率を得ることができた。また, 動物実験の結果,
99mTC-Sn-hydroxide complexは, そのほとんどがliverに取り込まれ, 一方,
99mTc-EDTAは,
169Yb-DTPAと比較検討の結果, blood clear-anceに非常にすぐれた相関性を示し, おのおのliver scanning agent, GFRの測定用としてすぐれていることがわかった。しかも, この標識法は, 電解液に0.9%NaCl soln.を使用しているため, bufferなどによる後処理が不必要であり,
99mTc標識法として非常にすぐれていると考えられる。
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