RADIOISOTOPES
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58 巻, 8 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
原著
  • 深野 重男
    2009 年 58 巻 8 号 p. 517-536
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/08/28
    ジャーナル オープンアクセス
    ベータ線を遮へいする場合,2次的に生じる制動放射線についても考慮しなければならない。従来の考え方では,制動放射線は入射した反対側の遮へい体表面上で全て生じるものと一律に仮定してきた。しかし実際には,制動放射線は遮へい体の内部で生じ,遮へい体を突き抜けるまでに減衰も受けている。この遮へい体内部での減衰を考慮した実効線量率定数を計算し,同減衰を考慮しない従来の計算法による実効線量率定数との比較を行った。また,それぞれの実効線量透過率を計算した。計算に使用した核種は3H・63Ni・14C・35S・147Pm・33P・45Ca・90Sr・85Kr・36Cl・89Sr・32P・90Yの13核種で,遮へい体は水・コンクリート・アルミニウム・鉄・タングステン・鉛の6種類である。
資料
講座
医療用PET薬剤
  • 鳥塚 達郎
    2009 年 58 巻 8 号 p. 577-585
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/08/28
    ジャーナル オープンアクセス
    コリン集積は腫瘍細胞の増殖能を反映しており,脳腫瘍や前立腺癌などで11C-コリン-PETの臨床利用が報告されている。今回,これまでに公表された文献の検索を行い,11C-コリン-PETの臨床的有用性を評価した。11C-コリン-PETは鑑別診断,病期診断,再発診断において有用であり,他の画像診断では得られない情報を与える。特に再発診断では11C-コリン-PETを行うことによって他の不必要な検査が省略され,医療経済効果も期待できると考えられる。
ミニレビュー
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