RADIOISOTOPES
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60 巻 , 10 号
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原著
  • BEYALA ATEBA Jean Félix, OWONO ATEBA Pierre, BEN-BOLIE Germain ...
    2011 年 60 巻 10 号 p. 399-408
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/28
    ジャーナル オープンアクセス
    Analytical results of uranium concentration in rocks and soils collected in the area of Lolodorf of South Cameroon where a radiometric anomaly had been found by previous investigation are reported. The analysis has been carried out by γ-ray spectrometry using a Ge detector. Radioactivity concentration of 235U was determined by comparing peak count rates of samples with those of natural uranium standard sample. Radioactivity concentration of 238U was calculated from the 235U radioactivity concentration by assuming that the isotopic composition of 235U is 0.7200% of natural abundance. Difference of γ-ray self-absorption between the samples and uranium standard was accurately corrected by using a mass attenuation coefficient of samples and standard measured by using an external γ-ray source. The radioactivity concentrations in rocks ranged from 0.92±0.02 to 228±14Bq/kg(235U) and 20±5 to 4868±307Bq/kg(238U), while radioactivity concentrations in soils ranged from 3±1 to 63±2 Bq/kg(235U) and 71±19 to 1346±38 Bq/kg(238U). The γ-ray dose rates in air at 1m above the ground surface due to the high uranium concentration in soil samples were ranged from 33±9 to 622±18 nGy/h. The highest uranium concentration of about 0.04% in rock was found in the analysis. These results show that the uranium content in the studied areas is significantly high and the studied areas have a potential for uranium mining.
ノート
  • 横山 薫, 杉杖 典岳
    2011 年 60 巻 10 号 p. 409-416
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/28
    ジャーナル オープンアクセス
    放射性廃棄物収納容器中に含まれるウラン放射能を定量する方法として,廃棄物密度が均一の条件で,不均一な線源分布とγ線計数率を線形関係で結ぶ評価モデルを導出した1)。この評価モデルにより,廃棄物容器内の密度が均一と見なすことが可能な状態については,線源分布状態によらず,ウラン放射能が定量可能であることを示した。一方,密度不均一,線源分布不均一の放射性廃棄物を収納した容器への適用は課題となっていた。このため,密度が不均一な廃棄物容器のγ線計測を,廃棄物容器の中心から等しい距離の3次元位置(球面)において多数点測定し,計測値を幾何平均して,密度不均一の放射性廃棄物から近似的に密度均一の状態を作り出す方法を考案した。この手法により,密度が不均一の状態であっても,線源分布状態とγ線計数率の関係を,ウラン系列で放出される二つのエネルギーのγ線計数率の比の幾何平均R,及び放出率の比kから定義される1/(ln(k/R))2と,1001keVのγ線計数率の幾何平均nで与えられることを示した。この方法の妥当性を評価するため,いくつかの計算モデルについて,モンテカルロシミュレーションコードを用いて,検証した。この結果,1/(ln(k/R))2nの間に直線関係があることが示された。
総説
  • 多田 司
    2011 年 60 巻 10 号 p. 417-431
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/28
    ジャーナル オープンアクセス
    素粒子物理学の概要を,3回にわたり平易に解説する。第2回の本稿では,電磁相互作用を媒介する光子などのゲージ粒子を説明する。ゲージ粒子の本質はゲージ対称性にあり,対称性の違いによりゲージ粒子が媒介する相互作用の特質が異なってくる。素粒子物理学で重要になる弱い相互作用及び強い相互作用を媒介するゲージ粒子を説明する。また重要な概念である「対称性の破れ」について説明し,ヒッグス粒子の意義を解説する。
連載講座
放射線治療
  • 三浦 雅彦
    2011 年 60 巻 10 号 p. 433-442
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/28
    ジャーナル オープンアクセス
    最近,がん治療における放射線治療の寄与が急速に増大している。その背景として,放射線の腫瘍集中技術に代表される物理工学的アプローチのめざましい発展をあげることができる。一方,生物学的アプローチによる治療効果の向上にも,古くから大きな期待が寄せられてきた。特に,最近の分子生物学の発展は,放射線治療の生物学的基盤となる放射線生物学にも革新的な進歩をもたらしつつある。こうして,現象論としてしか捉えられなかった多くの知見が分子レベルでようやく解明されようとしている。本稿では,古典的放射線生物学における重要な発見を含めながら,最近のトピックをとりあげ,放射線生物学の動向を解説する。
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