RADIOISOTOPES
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67 巻, 3 号
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原著
  • 小松 由紀子, 西嶋 剣一, 大曲 茂生, 金井 泰和, 仲 定宏, 東川 桂, 海老田 陽子, 志賀 哲, 畑澤 順, 玉木 長良, 久下 ...
    2018 年 67 巻 3 号 p. 75-83
    発行日: 2018/03/15
    公開日: 2018/03/15
    ジャーナル オープンアクセス

    L-[11C]メチオニン注射液に混入する恐れのあるヨウ素由来不純物の測定法について検討した。試料には、L-[11C]メチオニン注射液、及び気化したI2を直接あるいはアスカライトカラムに通じた後にメチオニン合成を模した経路に導入・回収した試料を用いた。ICP-MS法、HPLC法、ジエチルパラフェニレンジアミン法により、全ヨウ素、ヨウ化物イオン、I2を各々測定した。導入したI2は、アスカライトカラムによりほとんどが捕集された。L-[11C]メチオニン注射液中のヨウ素由来不純物は、主にヨウ化物イオンとして存在し、HPLC法により検出できた。HPLC法により、簡便かつ迅速にL-[11C]メチオニン製剤中のヨウ素由来不純物を評価でき、製造工程管理に役立つと考えられた。

  • 寺林 稜平, Volker Sonnenschein, 富田 英生, 佐藤 淳史, 林 紀善, 加藤 修介, 金 磊, 山中 真仁, 西澤 ...
    2018 年 67 巻 3 号 p. 85-91
    発行日: 2018/03/15
    公開日: 2018/03/15
    ジャーナル オープンアクセス

    医薬品開発プロセスにおいて,放射性炭素(14C)標識化合物をヒトに単回投与してヒト薬物動態を評価するマイクロドーズ臨床試験が実用化されつつあり,医薬品開発の低コスト化とリードタイムの大幅短縮が期待されている。本研究では,マイクロドーズ臨床試験における高感度と低コストを兼ね備えた簡便な14C測定への適用を念頭に,高感度レーザー分光に基づく生体試料中14C分析システムを開発した。

技術報告
総説
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