抗CEAマウスモノクローナル抗体 (MoAb) ZCE-025に
111Inを標識しての, 大腸・直腸癌患者のイメージング, ならびに抗CEAMoAbのF (ab')
2を
131Iで標識したものと抗CA19-9MoAbのF (ab')
2を
131Iで標識したもののカクテル (IMACIS-1) を用いての癌患者のイメージングに関する共同治験研究を実施した。
111In標識ZCE-025は正常肝への非特異的集積は強かったが原発巣はすべて描出された。しかし, リンパ節に関してはfalse positiveが認められた。IMACIS-1は術後乳癌, 術前乳癌, 胃癌, 肝癌患者に対して投与されたが乳癌の転移巣が2例において描出された。しかし病巣の描出度は比較的弱かった。
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