RADIOISOTOPES
Online ISSN : 1884-4111
Print ISSN : 0033-8303
ISSN-L : 0033-8303
12 巻 , 3 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 石山 稔雄, 松村 隆, 真室 哲雄
    1963 年 12 巻 3 号 p. 277-285
    発行日: 1963/08/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    多量の低レベル放射性廃水を凝集沈殿処理するさいには, 放射性スラッジの脱水減容が問題となる。従来から行なわれているスラッジ脱水方式の主要なものは沈降分離法, ロ過法, 遠心分離法, 凍結再融解法の4種およびそれらの組み合わせである。
    スラッジにある種の助剤を加えると, 脱水効果が促進される。たとえば, リン酸スライムにアクリルアミド系高分子化合物を助剤として添加すると, 真空ロ過が促進されることが報告されている。われわれは数種の高分子化合物を選び, これらの添加助剤としての効果を遠心分離法を除く上記各種脱水方式の場合について調べた。試験したスラッジとしては, ベントナイトーコーナンフロック・スラッジ, リン酸カルシウム・スラッジおよび水酸化鉄・スラッジの3種を選んだ。
    実験の結果, 減容の観点からもっとも効果的な処理法はつぎのように要約される。
    (a) ベントナイトーコーナンフロック・スラッジでは, ポリオキシエチレンを約100ppm添加, 緩速冷却凍結, 再融解後真空ロ過する。
    (b) リン酸カルシウム・スラッジでは, コーナン・フロックを約1, 000ppm添加, 緩速冷却凍結, 再融解後真空ロ過する。
    (c) 水酸化鉄・スラッジではやや急速に冷却凍結, 再融解後真空ロ過する (助剤の添加はほとんど効果が認められない) 。
    凍結再融解後真空ロ過の方法によれば減容比はきわめて高くなるが, スラッジ・ケーキの取扱いが面倒であるので, 処理量があまり多くない場合には, 融解後の濃縮には沈降分離法がより簡便であろう。
  • 吉井 義一
    1963 年 12 巻 3 号 p. 286-292
    発行日: 1963/08/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    常温のグリシン水溶液に 3H2Oを加えて, 3H-β線の照射中に観察されるフリーラジカルの生成, 消長をESR共鳴法により動力学的に追求した。
    3H2O-β線によって水中に生じるフリーラジカルは常温において観測されない。すなわち, 3H2O照射は“バックグラウンド”のおそれなく, グリシン水溶液に生じるフリーラジカルを観測できる。
    グリシン水溶液に生じた二重項および三重項のフリーラジカルはつぎの機作によって説明されよう。
    OH-++NH3CH2CO2-→+NH3CHCO2-+H2O
    および+NH3CH2CO2-β線〓→+NH3+CH2CO2-
    前者は間接作用, 後者は直接作用を示す。
  • 笠川 浩子
    1963 年 12 巻 3 号 p. 293-300
    発行日: 1963/08/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    体内汚染に着目した放射線管理の観点から重要な尿中の全放射能測定方法のうち, 塩基性リン酸塩沈殿への共沈を利用する方法をとりあげ, 実際の管理業務として用いる観点から, 人間の尿を使用し, 種々の問題点を検討した。
    検討事項はつぎのとおりである。
    a.尿中放射性物質の回収率に対する尿の個体差の影響, および同一尿における種々の核種の回収率の差。
    b.操作簡易化のために各検体に加えるNaOH量を一定にすることの可否。
    c.採尿後, 検査までの放置時間の回収率への影響の有無。
    d.放射性物質の回収率を左右すると考えられる因子についての考察。
    著者が試みたいくつかの実験結果から塩基性リン酸塩沈殿への共沈を利用する方法は, (a) 比較的短時間で結果が得られること。 (b) 特殊な技術, 器具および試薬などを必要としないこと。などの利点を備えているが, 実施にさいし (a) 回収率が尿の個体差の影響を受けること。 (b) 回収率が最高となるNaOH添加量を正確に定めがたく, 操作簡易化のために, その量をすべての尿に対して一定にし得ないこと。 (c) 採尿後, 検査までの時間に制約があること。 (d) すべての核種に対して回収率が等しくないこと。などの点を配慮する必要があると考えられる。
  • Teruo NAGAI
    1963 年 12 巻 3 号 p. 301-310
    発行日: 1963/08/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    Human whole body counters have many practical applications to diagnosis in clinical medicine. Human counters in NIRS have been employed in a number of clinical tracer studies for measuring the whole body retention and absorption of very low levels of various isotopes and labelled compounds, such as NaI-131, Sr85, Na-22, Cr-51 labelled red cell, Fe-59 and Co-60 labelled VB12. The results obtained illustrate the potentialities of whole body counting in clinical diagnosis. Natural radioactive K-40, which is said to be approximately 0.0119% of the total potassium in the human body can be measured without any isotope ingestion using a human counter. Measurement of the total body potassium gives an important information on physiological and pathological body conditions as muscular development, lean body mass to fat ratio and electrolyte balance. The study was designed to estimate of the total body potassium in the patients with periodic paralysis and to know its relation to gross body composition. There was no significant difference between the lean body mass content of potassium in the periodic paralysis patients and that in the control subjects. There was a poor correlation of the total body potassium with gross body weight and a much better correlation in the both groups if the total body potassium is related to the lean body mass. Human whole body counter may play an important role in establishing the diagnosis of the neuromuscular diseases associated with potassium deficiencies and some hormonal diseases which cause disturbance of fat metabolism.
  • 吉利 和, 荒木 嘉隆, 宮崎 達男, 加嶋 政昭, 小川 弘, 新田 一夫
    1963 年 12 巻 3 号 p. 311-318
    発行日: 1963/08/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    異なった核種の放射性ヨウ素で標識した蛋白を同時に投与することによって, 同一患者の同一時点における蛋白代謝を比較しようとした。すなわち, 125I-標識アルブミン, 131I-標識γ-グロブリンを正常, 肝硬変症, ネフローゼ症候群, malabsorption syndrome患者に同時に静注し, また, 2種の131I, 125I-標識パラプロテインを形質細胞腫患者に投与して, 125I, 131Iを分離測定することにより, その血漿放射能消失関係をもとめ, その数学的解析をおこなった。125Iおよび131Iは, 化学的分離操作をおこなうことなく, liquid scintillation spectrometerの波高分析回路とwell typeシンチレーション検出器とを組合わせた装置を用いて測定操作によって分離した。
  • 菅野 清
    1963 年 12 巻 3 号 p. 319-321
    発行日: 1963/08/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 水池 敦, 石 源三, 板倉 信夫
    1963 年 12 巻 3 号 p. 322-323
    発行日: 1963/08/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 山下 久雄, 尾内 能夫, 大野 明, 野尻 利明, 大塚 巌, 浜田 達二, 柴田 隆三, 鈴木 英世, 五十嵐 健治, 久世 逸郎
    1963 年 12 巻 3 号 p. 324-332
    発行日: 1963/08/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 1963 年 12 巻 3 号 p. 333-357
    発行日: 1963/08/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 岡田 実
    1963 年 12 巻 3 号 p. 358-362
    発行日: 1963/08/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 1963 年 12 巻 3 号 p. A555-A300
    発行日: 1963/08/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
feedback
Top