インドネシアジャワ島においてよく食に供されるシャロット (
Allium ascalonicum L) 生産において経済的観点からリン肥料の施肥量低減の可能性を調べるため, Na, Mg, KおよびCaの吸収量の変化を放射化分析により調べた。リン肥料を変化させ (50および400 P
2O
5kg/ha) て生育させたシャロットを毎週2個体サンプリングし, 根, 球根, 茎および葉中の元素を定量した。施肥量が低い場合には, 根中のNaや茎中のCa濃度の低下が見られたが, 収穫期の球根 (可食部) にはこれらの元素濃度の変化はほとんど見られなかった。
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