RADIOISOTOPES
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64 巻 , 7 号
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原著
  • 山田 龍太, 渡辺 南, 王 瑩, 片岡 憲昭, 森田 尚悟, 今泉 洋, 狩野 直樹
    2015 年 64 巻 7 号 p. 455-463
    発行日: 2015/07/15
    公開日: 2015/07/28
    ジャーナル オープンアクセス
    新潟市における台風時の降水において,トリチウム(T)濃度及び各種イオン(Na,K,Mg2+,Ca2+,Cl,NO3,SO42-)濃度を測定した。その結果,台風時の降水について以下のことが定量的に推定できた。(1)降水中のT濃度は,どの時間においてもその月の平均値より低い値を示す傾向にある。(2)降水中のT濃度は,採水日の直近日の降水の有無により,挙動が異なる。(3)降水中の各種イオン濃度は,NO3を除いて,挙動が類似する。(4)降水中の各種イオンの組成比は,時間とともに海水の組成比に近づいていく。(5)本研究で定義した相対海水組成比を用いることで,降水への海水の影響を評価できる。
資料
  • 細田 正洋, 赤田 尚史, 下 道國, 古川 雅英, 岩岡 和輝, 床次 眞司
    2015 年 64 巻 7 号 p. 465-474
    発行日: 2015/07/15
    公開日: 2015/07/28
    ジャーナル オープンアクセス
    岐阜県東濃地域において3″φ×3″NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータを用いた走行サーベイによって空気吸収線量率の測定を行った。逆距離荷重補間法によって東濃地域の空気吸収線量率の等値線図を作成した。土岐花崗岩及び苗木花崗岩地域の空気吸収線量率は領家帯花崗岩地域と比べて相対的に高い傾向を示した。東濃地域の6地点では,3″φ×3″NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータを用いて地表面から1mの高さにおけるγ線波高分布を取得した。得られたγ線波高分布の全てに134Cs及び137Csのフォトピークは観測されなかった。土岐市内の神社境内において最大で552nGy/hの空気吸収線量率,914Bq/kgの238U系列濃度が観測された。
総説
安定同位体利用技術
  • 髙田 和子
    2015 年 64 巻 7 号 p. 475-488
    発行日: 2015/07/15
    公開日: 2015/07/28
    ジャーナル オープンアクセス
    体内での栄養素の動態や利用についての研究において,安定同位体を利用する価値は高い。本稿では,二重標識水(Doubly labeled Water:DLW)法と,指標アミノ酸酸化(Indicator Amino Acid Oxidation:IAAO)法を紹介する。DLW法は,H218Oと2H2Oを使用し,自由に生活している状況でのエネルギー消費量を最も正確に評価する方法とされている。IAAO法は,多くの場合,13Cで標識したL-フェニルアラニンを指標として,体内でのアミノ酸の利用を評価する。安定同位体の活用により,従来の方法より対象者への負担が少なく,栄養素の利用を評価でき,幅広い対象における研究が可能である。
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