巻号一覧
14 巻 (1965)
- 6 号 p. 439-
- 5 号 p. 353-
- 4 号 p. 279-
- 3 号 p. 193-
- 2 号 p. 73-
- 1 号 p. 1-
14 巻, 6 号
選択された号の論文の19件中1～19を表示しています
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坂口 雅一, 真部 勝英1965 年 14 巻 6 号 p. 439-444
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/09/07
ジャーナル フリー35S-硫化水素をトレーサーに用いて硫化水素ふんい気中, 硫化亜鉛粉末を焼成することにより, その結晶成長過程におけるふんい気の挙動を究明した。試料の硫化亜鉛粉末0.5gを密閉式反応管中で硫化水素1気圧下, おもに500°～1, 150℃の範囲で10～120分間, それぞれ焼成した。その結果, 気相 (硫化水素) から固相 (焼成硫化亜鉛) へのイオウの拡散速度 (単位面積あたり) は焼成温度1, 000℃以下では徐々に, それ以上では急激に増大した。さらに硫化亜鉛に拡散したイオウ原子のそのbulk内における分布状態についても調べ, その拡散機構を検討した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (577K) -
初田 甚一郎, 西村 進1965 年 14 巻 6 号 p. 445-450
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/09/07
ジャーナル フリー岩石中の微量のU, Th, Kの定量は地質学上重要な意味をもっている。いままで用いられている方法はγ-ray spectrometryによる方法であるが, この設備はかなり高価で, 測定時間も長く必要とする。この点を考慮して, このたび, 岩石試料用radioscopeとα-scintillation counterを併用してU, Th量を求める方法を考えたので報告するとともに, 地質学上興味ある1つの応用例を示した。この方法は, さらに改良し, ほかの方法も加味して, 非平衡の場合も考えて順次報告する予定である。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (553K) -
小柳 孝巳1965 年 14 巻 6 号 p. 451-456
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/09/07
ジャーナル フリー2種類の物質A, Bが2層に重なった場.およびA, Bの薄い板を交互に重ねた場合の減弱曲線を求めた。2層に重ねた場合は検出器側にAがあるときとBがあるとぎで減弱曲線が異なる。交互に重ねた場合はほぼそれらの中央値をとる。A, B物質の混合比をかえると減弱曲線が変わるが, その形はX線に対する混合物や化合物の質量減弱係数を求める式にならって, 混合物の等価原子番号といったものを計算すると, その等価原子番号に相当する実在の元素の減弱曲線とよく一致した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (679K) -
桜井 潤治, 柴田 進吉, 山越 和雄1965 年 14 巻 6 号 p. 457-462
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/09/07
ジャーナル フリー液体シンチレーター用容器ガラス材について, 種々の観点より検討し, 新種ガラスの開発, 容器の成型を行なった。得られたガラスの酸化カリ含有率は, ～0.011%で, このガラスから, 太鼓型200ccの容器を成型した場合, ガラス中の40Kに起因するバックグラウンド計数率は, 14Cの25%計数領域で, ～0.4cpmと見込まれる。新種ガラスの分光透過曲線は, シンチレーションスペクトルを十分に包含し, 屈折率は, 1.515 (Na-D) である。硬質ガラスの範ちゅうに属し, 成型加工がしやすい特徴を持っている。副産物として, 外陰極G-M計数管用ガラスも同時に開発した。酸化カリ0.014～0.020%, 比抵抗7.3～15×1011 (Ωcm) である。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (726K) -
三谷 七郎1965 年 14 巻 6 号 p. 463-467
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/09/07
ジャーナル フリー低エネルギー, 低レベルの放射能強度の精密測定において, 液体シンチレーターの螢光効率の良さ, 一様性は精度を決める1つの要因である。本充填法では, 多数の液体シンチレーターの螢光物質を一度に秤量, 均一な溶液としてシンチレーター容器に分配, 溶媒を高真空下で追い出し, これに高真空下でシンチレーター溶媒を入れる, 一連の操作で螢光物質濃度, 混合比のきわめて一様な, 脱ガスの完全な液体シンチレーターが得られる。本法はこれまでの液体シンチレーターの製法に比ベて, 蛍光効率の良さ, 一様性, 安定性の一段とすぐれた液体シンチレーターの充填法である。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (607K) -
加藤 英正, 清野 英昭1965 年 14 巻 6 号 p. 468-474
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/09/07
ジャーナル フリー原子炉を用いて放射化分析を行なうさいに, しばしば競合反応による妨害が問題になる。たとえば, Fe中のMnを放射化分析で測定するには55Mn (n, γ) 56Mn反応を利用するが, 一方, 56Fe (n.p) 56Mn反応でも56Mnが生成する。したがって, これらの両者の生成割合を知ることが必要になる。これらの生成割合は照射設備の中性子スペクトルに依存する。われわれは原子炉を放射化分析に利用する場合に, このような競合反応の生成割合を測定する一方法を導き, その実際的な有用さを, Fe中の不純物Mnの測定について, HTRを用いて確かめた。本方法の精度, 検出感度についても検討を行なった。本方法はカドミウム比のみを測定すればよいので測定が簡便である。また, 競合反応の生成量が正確に測定できるので炉心近傍の高い中性子束密度の積極的な利用が可能である。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (729K) -
和達 嘉樹, 村松 三男1965 年 14 巻 6 号 p. 475-479
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/09/07
ジャーナル フリー固体表面の放射性粉体汚染およびその除去実験に用いる放射性粉体として, 放射性同位体を吸着した活性炭を用いる可能性を調ベる目的をもって, これに必要な実験的条件を検討した。放射性粉体の除去実験によく用いられる水, およびドデシル硫酸ナトリウム (SDS) 水溶液で洗っても脱離しない条件を, 無担体の60Co, 144Ce, および147Pmについて調ベた。
その結果, 粉体除染実験に水を除染剤として用いるときには60Co, 臨界ミセル濃度 (CMC) 以下のSDS溶液を用いるときは144Ce, および147Pmが適していることが知られた。CMC以上の濃度のSDS溶液を除染剤に用いる粉体汚染実験用には, どの同位体も完全によくはなかった。
これらの実験から, 粉体汚染試料として活性体に吸着させて用いられる同位体は, その粉体の除染条件によってきめられるべきことが実験的に示された。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (522K) -
関 誠夫, 西端 健, 重松 昭世1965 年 14 巻 6 号 p. 480-486
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/07/21
ジャーナル フリーある種のプロパルギル誘導体〔p-Propargyloxybenzaldehyde thiosemicarbazone, N- (p-propargy-loxyphenyl) -N'-allyl thiourea, γ-iodopropargyl o-tolyl etherおよびγ-iodopropargyl p-chloro-phenyl carbinol〕が結核菌に対してin vitroで強力な抗菌作用を示すことが明らかとなっている。
そこで, 筆者らは, 上記4種の化合物のin vivoにおける抗結核作用を検索する一助として, その生体内作用機序を知るために3Hおよび14Cによる二重標識化合物の合成をこころみた。14Cの線源としては, 14C-1, 2-acetylenおよび14C-paraformaldehydeを用いて, 14C-β, γ-propargyl alcoholおよび14C-α-propargyl alcoholを合成した。また上記4種化合物の原料となるp-hydroxybenzal-dehyde, p-acetylaminophenol, o-cresolおよびp-chlorobenzaldehydeは3H2ガスを用い, ガス交換反応により対応する3H標識化合物とした。
これら4種の3H標識された原料と2種の14C-propargyl alcoholから対応する14Cの位置の異なる上記propargyl誘導体2種ずつ, 合計8種の14C, 3H, 2重標識化合物を合成した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (728K) -
高田 和夫, 和達 嘉樹, 山岡 義人, 野口 駿, 村松 三男1965 年 14 巻 6 号 p. 487-492
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/09/07
ジャーナル フリーいろいろな油性汚染物と共存するイオン性ラジオアイソトープ (60Co, 32P, 131I) をモメン布から除染するときの除去効果を, いろいろな除染剤について比較検討した。非極性炭化水素と共存する60Coの除去は, 油-RIの順に汚染したもののほうが, RI-油の順に汚染したものよりもとれやすい。これに反し, 油がオクタデカノールー1やトリパルミチンのときは, RI-油の順に汚染したもののほうがとれやすい。
モメンの60Coによる汚染機構はイオン的な相互作用によるものがかなりあるらしく, このため, 同位体交換や, キレート形成剤がかなり有効な除染方法となる。洗剤による除染は, 臨界ミセル濃度以下ではあまり効果がないが, これ以上の濃度では非常に有効で, とくに無機塩の添加は, さらに除染効果を増大させる。これは無機塩のビルダー効果でミセル形成が促進されるとともに, 無機塩それ自身による60Coとのイオン交換が寄与したものと思われる。
これらの結果に対し, 32Pや131Iのようなアニオン性アイソトープによる汚染は非常にとれやすく, 水, 洗剤水溶液, あるいは塩類水溶液のどれでも簡単にとれる。これは, 60Coの場合とちがって, これらアニオン性アイソトープがモメンと特別な相互作用をしていないためと思われる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (660K) -
岡島 暢夫, 山本 守之, 水品 知之1965 年 14 巻 6 号 p. 493-497
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/09/07
ジャーナル フリー板状物体の表面含水率の測定に, 中性子水分計を用いる場合の問題点につき基礎的実験を行なった。線源Ra+Beからの速中性子をあらかじめ減速させておき, 減速した中性子を被測定物中に照射することによって測定有効容積を縮少し, 板状物体の含水率測定に適用した。
減速材としてはパラフィンを用い, 低含水率の試料に対してパラフィンの厚さを種々変えて含水率と試料の厚さおよびパラフィンの厚さとの関係を実験的に求めた。各種含水率の試料は, 標準砂と砂糖の混合割合を変えて作成した。
その結果, 試料厚さ15cm, 含水率10%の試料に対して5分間計測で±1.5%以内の精度で測定できた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (486K) -
佐藤 善重, 佐久間 真理, 高橋 忠男1965 年 14 巻 6 号 p. 498-503
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/09/07
ジャーナル フリー本実験は生後10日前後の幼若マウスに14C-amino acidを腹腔内注射し, その体内移行を動物全身の薄切切片についてオートラジオグラフィの手法を用いて検討したものである。用いた14C-amino acidは14C-glycine, 14C-isoleucine, 14C-aspartic acidおよび14C-glutamic acidの5種であるが14C-glycine, 14C-isoleucine, 14C-valineが投与後7時間で全身的な放射能活性が最高となり, そのまま96時間以後まで活性が持続するのに対し, 14C-aspartic acidおよび14C-glutamic acidはそれぞれ3時間目, 24時間目に最高の活性を示したのち次第に放射能活性が消失し, 96時間以後はきわめて軽度となる。また, 14C-aspartic acid, 14C-glutamic acid投与の場合は, その初期において骨格部位に特異的に放射能活性がみとめられる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (9827K) -
浦久保 五郎, 城戸 靖雅, 長谷川 明1965 年 14 巻 6 号 p. 504-507
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/09/07
ジャーナル フリー131Iおよび125Iで標識した放射性医薬品のうち, 放射性ヨウ化ナトリウム注射液, 放射性ヨウ化ナトリウムカプセル, 放射性トリヨードサイロニン, 放射性オルトヨウ化馬尿酸ナトリウムの純度試験のために, ペーパークロマトグラフィの溶媒系について常法により実験を行なった。
それぞれ数種の溶媒を試みた結果, 放射性ヨウ化ナトリウム製剤にはエタノール: 水: ベンゼン (65: 35: 1) およびメタノール: 水 (75: 25) の混合液, 放射性トリヨードサイロニンにはn-ブタノール: ジオキサン (4: 1) に2N炭酸アンモニウム溶液を飽和したもの, 放射性オルトヨウ化馬尿酸ナトリウムにはn-ブタノール: エタノール (4: 1) に2N炭酸アンモニウム溶液を飽和したものを用いて良好な結果を得た。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (352K) -
佐々木 常雄, 金子 昌生1965 年 14 巻 6 号 p. 508-513
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/09/07
ジャーナル フリー背臥位にねかせた患者の側頭部に1対のシンチレーションプローブを一直線上に密着させ, 400μcの131I-馬尿酸塩を静注して, 頭部の放射能を時間的に記録して, 脳の血行動態を知ろうとするRIセレブログラフィを, 正常6例, 脳動静脈瘻3例, 脳血管閉塞8例, 脳腫瘍およびその疑いの11例, 頸部廓清術施行の2例, 合計30例に行ない, 脳1血管撮影の所見と比例した。正常では左右のRIセレブログラフィはまったく一致し, 脳動静脈瘻や血管閉塞例のように血流に変化を来たす疾患では患側が低くでる場合が多い。脳腫瘍では差のでることは少ないが, 3例は患側が低く, 1例は患側が著しく高い例があった。頸部廓清術後症例では時間とともに血流の回復を示唆する所見が得られた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (10665K) -
吉田 大輔, 三嶽 トメ子1965 年 14 巻 6 号 p. 514-517
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/07/21
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笠井 篤, 梁瀬 芳晃1965 年 14 巻 6 号 p. 518-521
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/07/21
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浅井 卓夫1965 年 14 巻 6 号 p. 522-524
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/07/21
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伊東 重光1965 年 14 巻 6 号 p. 525-533
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/07/21
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Joseph Sternberg1965 年 14 巻 6 号 p. 534-542
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/07/21
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1965 年 14 巻 6 号 p. A651-A192
発行日: 1965/11/15
公開日: 2010/07/21
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