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12 巻 , 4 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 甲田 善生
    1963 年 12 巻 4 号 p. 363-367
    発行日: 1963/11/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    常法に従い, ストロンチウム-90, イットリウム-90混合物からアンモニアを沈殿剤として鉄共沈法でイットリウム-90を分離すると, ストロンチウムの担体を用いないと約70%, 担体を用いても約4%のストロンチウム-90が共沈する.
    これに対し, 沈殿剤にピリジンを用いると, ストロンチウムの担体を用いなくても3×10-2%のストロンチウム-90が共沈するに過ぎない。さらに, ストロンチウムの担体および硫酸カリウムを用いるとストロンチウム-90をわずかに3×10-3%しか含まない純イットリウム-90が容易に得られる。
  • 池田 朔次, 玉置 晃弘
    1963 年 12 巻 4 号 p. 368-372
    発行日: 1963/11/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    アセチレンを低圧, 室温で適当なZiegler触媒と反応させるとベンゼンが約70%の収率で得られる。副産物はほとんどポリアセチレンのみであって, ベンゼンは, 反応混合物中に挿入した毛細管より乾燥窒素を送りつつ, ドライアイス・メタノール・トラップを通じて真空ポンプで吸引することにより取出すことができる。
    この反応をベンゼン-14C6およびベンゼン-2H6の合成に応用した。操作は大部分真空系内で行なうことができ, これまでにいくつか報告されているように, あまり一般的でない出発物質を使う方法や, Reppe法 (この方法では出発物質としてアセチレンを使うが, 高温, 高圧を要する。) などより容易である。
    生成したベンゼンの比放射能 (μc/g・atomC) および重水素含量をそれぞれ原料アセチレンについての値と比較したところ, それらはよく一致した。このことは, 三量化反応においてアセチレン以外のものから, 炭素あるいは水素がベンゼンに導入されるような反応がおこらないことを示すと考えられる。
  • Teruo NAGAI
    1963 年 12 巻 4 号 p. 373-377
    発行日: 1963/11/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    骨軟骨腫瘍およびカルシウム代謝異常患者20例に85SrCl2を静注投与し, 85Srの臨床診断的価値を検討した。6例では微量投与後全身計数装置で日を追って全身残留率を測定した。全例に投与後面スキャン, 線スキャンを行なった。20才以前の患者では膝, 足関節への集積が強く, 骨軟骨腫瘍, とくに原発性腫瘍では局所に強い集積を認め, アルブライト症候群では特異の分布像を示した。テタニーではその分布はほぼ正常であった。全身計数法では2例に高い残留率を認め, 本法のスクリーニングテストとしての価値を示した。
  • Teruo NAGAI
    1963 年 12 巻 4 号 p. 378-383
    発行日: 1963/11/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    X線診断を含め従来の診断法では膵臓の形態を知ることはできないので, アイソトープスキャンによる膵臓形態の描記が成功すれば, その価値は大きい。米国E.R.Squibb and Sons社の75Seメチオニンを正常例1例, 膵臓癌の疑いある患者5例に140~200μc静注投与し, 面スキャンを試みるとともに, 外部測定による75Seメチオニンの動的代謝を追究し, また全身計数法によってその体内残留率を求めた。6例中5例に膵臓像を認め, うち2例ではおそらく癌による膵臓尾部の欠損像が認められた。この欠損像の成因については今後手術あるいは剖検の機会に確認する予定である。これらの結果は【75】Seメチオニンが膵臓疾患, とくに膵臓癌の診断に価値あることを示している。
  • Kin-ichi HISADA, Tatsunosuke HIRAKI, Hiroshi KAWANISHI
    1963 年 12 巻 4 号 p. 384-391
    発行日: 1963/11/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    多種類の核種を同時に使用し, それぞれのγ線の波長を選別し, 色調を変えてシンチスキャンニングする方法を考按し, 得られた図型を多核種シンチグラムと名付けたい。
    多核種シンチグラムの原理に基づき, 今回は反覆走査法により198Auコロイド, ならびに203Hgネオヒドリンの2核種シンチスキャンを行なったので, その実例の2, 3を示した。
    多核種シンチグラムの臨床的意義はX線診断の困難な重要臓器の多い上腹部の診断にもっとも価値あるものであり, その応用面についても言及した。
    さらに最近, 1回走査により2核種シンチグラムが撮れる装置を完成したので概要をブロック図にて示した。
  • 吉利 和, 荒木 嘉隆, 宮崎 達男, 水越 洋, 加嶋 政昭, 長谷川 賢, 小川 弘, 新田 一夫
    1963 年 12 巻 4 号 p. 392-400
    発行日: 1963/11/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    125Iおよび131Iで標識したHippuran, Rose Bengalを同一患者に同時に投与したのち, 第1報においてのべた分離測定法を用い, それぞれの血中放射能曲線をもとめ, その数学的解析をおこなった。これにより, 同一患者の同一時点における肝腎機能 (有効血液量, 摂取率, 排泄能など) の相関を定量的に知ることができる。また.HipPuranおよびRose Bengalの肝腎両臓器における除去率を肝腎同時カテーテル法により測定した。さらに, 3 compartmentに基づくわれわれの解析はrenogramと呼ばれる放射性Hippuran投与時の腎体表測定曲線, および放射性Rose Bengal投与時の肝体表測定曲線であるhepatogramの定性的, 定量的解釈にも応用し得る。
  • 木下 文雄, 与那原 良夫, 斎藤 浩, 五十嵐 恒三, 広島 徳良, 船橋 哲哉, 佐藤 松五郎, 舟橋 勝夫, 吉川 元之
    1963 年 12 巻 4 号 p. 401-408
    発行日: 1963/11/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    1960年都立大久保病院に137Cs 2, 000curieの線源 (Oak Ridge) を収容した天井懸垂型大量遠隔照射治療装置 (東芝製) が設置されたので, 第1報にはその装置の外観機械的構造について述べ, あわせて本装置の漏洩散乱線量および使用時の散乱線量について報告した。
    機械的構造については, 回転円盤式シャッターを備えた照射容器, 多段式主絞り (30cm) と多段式延長絞り (10, 20cm) より構成され, SSD 50cmにおいて照射野4×4~15×15cm2を有する絞り装置, 天井懸垂型の支持装置, 治療寝台, 制御器などについて説明し, あわせて137Gs線源についても解説した。
    照射容器の漏洩線量は表面では最高5.4mr/hで, 1 meterの距離では最高0.18mr/h以下であり, 散乱線量は照射時において隣接各室で0.03mr/hを越える室はなかった。
  • 木下 文雄, 与那原 良夫, 斎藤 浩, 五十嵐 恒三, 広島 徳良, 船橋 哲哉, 佐藤 松五郎, 舟橋 勝夫, 吉川 元之
    1963 年 12 巻 4 号 p. 409-418
    発行日: 1963/11/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    諸種測定をわれわれの装置について行なった。半価層はCu 10.3mm, Pb 5.2mmで, 出力線量率は7.7r/min at one meterであった。4×4~15×15cm2の各照射野について, その絞りによる影響についても検討した。半影については主絞り, 延長絞りの及ぼす効果について, 線量計, フィルム法などで検討し, 同時に本院の60Co Pellet 500 curieとも比較した。照射野中心軸での深部線量は水槽を用いて行なったが, これも各照射野について実測した。等線量曲線は治療に主として用いられる各照射野について同じく水槽を用いて作成したが, これも本院の60Co pellet 500curieを収容する装置の等線量曲線を同時に実測し比較検討した。
    最後に137Cs大量遠隔照射装置による治療について60Co, 250~300kVpX線などと比較しその優劣を論じた。
  • 杢尾 昭信, 小塚 繁信
    1963 年 12 巻 4 号 p. 419-422
    発行日: 1963/11/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 1963 年 12 巻 4 号 p. A571-A332
    発行日: 1963/11/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
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