長半減期核種の一つである
129I (半減期: 1.57×10
7年, 放出放射線: β-線, X線およびγ線〔39.6keV〕) の経根吸収経路による農作物への移行を研究するため,
131I (半減期: 8.04日, 放出放射線: β-線およびγ線〔364keVほか〕) をトレーサとして水耕実験を行った。ポット栽培試験を実施するに当たっての問題点について検討し,
131Iの作物体内分布を求めた。さらに, 農作物の可食部への移行速度を求め, その作物間差から,
129Iの被曝評価上, クリティカルと考えられる農作物の選定を試みた。
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