ラウリル硫酸エステル塩 (SDS, 陰イオン性) , 塩化セチルトリメチルアンモニウム (CTAC, 陽イオン性) およびポリオキシエチレンラウリルエーテル (POE, 非イオン性) の希薄水溶液に
60Coγ線を照射し, その変化を比色法, 赤外分光光度法, ガスクロマトグラフ法などで測定し, また表面張力と起泡力の変化についても調べた。いずれの界面活性剤も照射により分解して, 濃度と起泡力は減少し表面張力は増加した。濃度減少の初期
G値はSDS, CTACで約1, POEで約0.3であった。またSDSではエステル結合が, CTACではCN結合が, POEではオキシエチレンの結合が切断されること, そして酸素存在下ではCO結合が生成することがわかった.
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