RADIOISOTOPES
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57 巻, 8 号
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原著
  • 栗原 雄一, 高橋 賢臣, 佐藤 純
    原稿種別: 原著
    2008 年 57 巻 8 号 p. 471-483
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/08/28
    ジャーナル フリー
    富士火山1707年噴出物中の238U‐30Th‐226Ra放射非平衡から,1707年の噴火活動におけるマグマ発生から噴出に至る時間を推定した。富士火山1707年噴出物中では,230Th‐226Ra間は,230Thに比べて226Raが多い226Ra/230Th>1の放射非平衡であった。噴出時の値に補正した226Ra/230Th放射能比と238U/230Th放射能比との間で,富士火山1707年噴出物のプロットが正の相関を示したことにより,1707年噴出物中の238U‐230Th‐226Ra放射非平衡は,マグマ発生時に起こったものであると考えられる。富士火山1707年噴出物が230Th‐226Ra間の放射非平衡を保持していることより,1707年に噴出したマグマの発生から噴出までの時間は,玄武岩から安山岩までの結晶分化も含めて,8000年以内であると推定された。
ノート
資料
  • 社団法人 日本アイソトープ協会 医学・薬学部会 全国核医学診療実態調査専門委員会
    原稿種別: 資料
    2008 年 57 巻 8 号 p. 491-558
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/08/28
    ジャーナル フリー
    1982年から5年ごとに日本アイソトープ協会の専門委員会で全国核医学診療実態調査を行っており,今回,第6回調査を2007年6月に行った。年間推定件数は約141万件で,前回2002年より11.5%減少した。最多検査は骨シンチグラフィで,心筋,脳血流がそれに続いた。18F-FDG-PETは前回より急増し,甲状腺癌及び甲状腺機能亢進症の131I治療も着実に増加した。インビトロ検査は1992年調査以来減少が続いた。
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