RADIOISOTOPES
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62 巻 , 9 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
Article
ノート
  • Rumi YAMAOKI, Shojiro KIMURA, Masatoshi OHTA
    2013 年 62 巻 9 号 p. 631-637
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/09/27
    ジャーナル オープンアクセス
    The ESR spectral property of irradiated peony root was studied during development of a system for detection of irradiated medicinal plants containing crystalline sugars. The plant had a weak ESR signal near g=2.005 before electron beam-irradiation. After 10kGy irradiation, the line shape became broader and cellulose-like signal:a pair of lines at 6mT across the center signal near g=2.005 and sugar-like spectrum:a broader line with more than 6mT of overall spectrum width, was observed. The ESR intensity decreased considerably at 30 days post-irradiation and was stable thereafter. The stable ESR line shape of irradiated peony root resembled that of irradiated sucrose, and the intensity 30 days post-irradiation increased linearly as a function of sucrose content. This result shows that the radical concentration correlation to sucrose content in irradiated plant material is predictable.
技術報告
速報
  • 葉葺 久尚, 石山 央存, 横尾 闘太, 大野 峻史, 阿部 綾, 古俣 修, 丸田 文之
    2013 年 62 巻 9 号 p. 649-658
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/09/27
    ジャーナル オープンアクセス
    福島第一原子力発電所事故により放出された放射性セシウム(134Cs,137Cs)について,阿賀野川上流域からの砂泥等流入による下流域への移行状況を把握するため,2011年8月から2012年5月の間,同河川及び沖合海底土等の放射能濃度を調査した。河川水から人工放射性物質は検出されなかったものの,河川底質や河岸堆積物,沖合海底土からは放射性セシウムが合計で6.9~3.1×102Bq/kg乾(2012年5月現在)の範囲で検出され,事故以降の時間経過とともに,これら核種が次第に下流・沖合へ移動していることが示唆された。また,粒径の小さな土壌粒子が多いほど,放射性セシウムの濃度が高いことがわかった。さらに,室温で2時間の条件下での塩酸溶液による河川底質及び海底土からの放射性セシウムの溶出割合を調べたところ,0.1~0.5Mの濃度では抽出されないことがわかった。
資料
  • 芳原 新也, 細野 眞, 稲垣 昌代, 任 誠雲, 森元 英夫, 花岡 宏平, 坂口 健太, 山西 弘城, 伊藤 哲夫
    2013 年 62 巻 9 号 p. 659-665
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/09/27
    ジャーナル オープンアクセス
    短寿命かつ多重α・β崩壊を系列で行う223Ra薬剤の骨腫瘍疼痛治療への適用が日本でも開始されようとしているが,223Ra薬剤の管理に関わる知見はほとんど蓄積されていない。
    本調査では223Ra薬剤による飛沫汚染の管理に関する実験を行った。実験の結果,広口GMサーベイメータは汚染の管理に非常に有効に機能するのに対して,NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータは検出限界を考慮する必要があるとの結論を得た。
総説
  • 井上 登美夫
    2013 年 62 巻 9 号 p. 667-678
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/09/27
    ジャーナル オープンアクセス
    テクネチウム製剤の原料である放射性同位元素モリブデン-99(以下「99Mo」という)は100%を輸入に依存している。99Moの9割以上は,世界にある数基の原子炉により生産されている。限られた原子炉によって生産されているため,近年一部の原子炉の故障等により,世界的な99Moの供給不足が生じるという問題が連続して発生した。原子力委員会はこの問題に対して「原子力政策大綱に示している放射線利用に関する取組の基本的考え方に関する評価」(平成22年6月1日)の報告書に,「関係行政機関が,産業界・研究開発機関等の関係機関と緊密に連携・協力しつつ,国としての対応について検討を進めていくことが必要である。」との考え方を示した。
    これを受けて,官民(内閣府,厚生労働省,文部科学省,研究機関((独)日本原子力研究開発機構(以下「原子力機構」という),(独)放射線医学総合研究所),医学関係学会,事業者等)の関係者が,99Moとテクネチウム-99m(以下「99mTc」という)の安定供給のあり方について検討する検討会1)が開催され,筆者は委員長としての責務を負うこととなった。本稿ではその検討会の報告をもとに,我が国における99Moの安定供給に向けた方向性と課題について概説する。
連載講座
メスバウアースペクトロメトリーの基礎と応用
中性子散乱による原子・分子のダイナミクスの観測
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