RADIOISOTOPES
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55 巻 , 1 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 小川 喜弘
    2006 年 55 巻 1 号 p. 1-12
    発行日: 2006/01/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    中性子の外部被ばくについての知見を得るため, γ線測定用熱蛍光素子並びに中性子測定用金箔検出器とポリエチレン減速材を組み合わせることにより, 深部線量や中性子エネルギースペクトルを測定・評価できるパッシブ球形中性子線量計を作製し, 近畿大学原子炉照射設備の原子炉放射線場において, 熱中性子入射に基づく深部線量並びに中性子エネルギースペクトル測定を行った。
    熱中性子深部線量測定において, 水素による (n, γ) 反応で放出されるγ線は, BeO系熱蛍光素子を用いて直接測定し, 窒素による (n, p) 反応で放出される陽子は, 金箔の放射化法により測定した深部熱中性子束より計算で算出した。その結果, 熱中性子入射に基づく吸収線量指標 (DI) は, 中性子線量計表面での吸収線量 (DS) を用いて, DI=1.1DSで評価できることがわかった。
    中性子エネルギースペクトル測定において, 中性子線量計内部にある金箔検出器の10-9MeVから20MeVまでの応答行列を作成し, 中性子線量計読み取り値深部分布と作成した応答行列を用いて, 中性子エネルギースペクトルをアジャストメントした。その結果, 1/E中性子エネルギースペクトルと核分裂中性子エネルギースペクトルからなる近畿大学原子炉照射設備における原子炉放射線場の中性子エネルギースペクトルが精度良く再現された。このことより, 球形ポリエチレン減速材付き中性子線量計並びにその応答行列を用いた中性子エネルギースペクトル測定の有用性が評価され, より精度の高い中性子線量評価の可能性が示された。
  • 小林 祐介, 山野 俊也, 白川 芳幸
    2006 年 55 巻 1 号 p. 13-20
    発行日: 2006/01/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    モニタリングポストは, 原子力施設における放射線及び放射性物質の漏えい監視のために有用な装置である。この装置は空間線量率 (μSv/h, nGy/h) や計数率 (cpm, cps) のデータを定期的に提供するものである。しかしながら原子力事故の早期の発見, あるいは異常データの的確な解釈にはこれらの情報だけでは満足とはいえない。そこでγ線の飛来する方向を識別する全方向性γ線検出器を開発した。この検出器は, 扇形をしたNaI (Tl) , CsI (Tl) , BGOの3種類のシンチレータと光電子増倍管より構成される。飛来方向によって, それぞれのシンチレータが作る光電ピークの計数が変化することを利用したものである。すでに137Cs (662keV) を用いた実験によって中エネルギー領域における計測原理は実証された。ここでは低エネルギー領域の線源として131I (364keV) , 高エネルギー領域の線源として60Co (1250keV) を考え, 電磁カスケードモンテカルロシミュレーション (EGS) を用いて, 全方向性γ線検出器のエネルギー領域ごとの方向感度の特性を評価した。この結果, 本検出器は広いエネルギー領域においてγ線の飛来方向の計測が可能なことが確認された。現在, 新型モニタリングポストとして商品化開発を進めている。
  • Le Quang LUAN, 長澤 尚胤, 玉田 正男, 中西 友子
    2006 年 55 巻 1 号 p. 21-27
    発行日: 2006/01/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    キトサンを60Coからのγ線で照射し, 植物生育促進効果を示した100 kGyの放射線分解産物を分離し, 分子量が1~3kDaのフラクションがダイズ, オオムギに高い植物生育促進効果を示すことがわかった。このフラクションの生育活性は分離前 (50mg/L) よりも低い濃度 (20mg/L) で生育を促進することが示された。また, ファイトアレキシンに関与するフィニルアラニンアンモニアリアーゼ (PAL) とキチナーゼ活性を増加させた。放射線分解産物で得られた本フラクションは植物生育のみならず, 防護剤としての作用も示唆された。またこのフラクションはダイズの収量を増加させる効果も示した。
  • 中野 貴之, 柳本 和彦, 網谷 美里, 桃崎 壮太郎, 細井 理恵, 井上 修
    2006 年 55 巻 1 号 p. 29-33
    発行日: 2006/01/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    Both in vivo and in vitro autoradiograms of 3H-QNB binding in the same rat brain were prepared. The rats were infused with ibotenic acid (20μg/2μL) into the left striatum 14 days prior to the tracer experiment. The rats were intravenously injected with 1.85 MBq of 3H-QNB, and decapitated 60 min later. The frozen sections of brain slices were contacted with imaging plate for 4 weeks, and in vivo autoradiograms were obtained. In vitro autoradiograms of 3H-QNB binding using serial brain slices in the same animal were also made by incubation of 1 nM of 3H-QNB. The influence of residue 3H-QNB in brain slice on in vitro autoradiograms was below 3% of total radioactivity concentration. In the left striatum (ibotenic acid infused side), in vivo binding of 3H-QNB was increased, while in vitro binding in the same region was significantly decreased. By using 3H-labeled ligand, both in vitro and in vivo autoradiograms of receptor binding can be obtained in the same animal. The current method is useful for the study on the discrepancy of receptor binding between in vitro and in vivo.
  • 永田 靖, 平岡 真寛
    2006 年 55 巻 1 号 p. 35-45
    発行日: 2006/01/15
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 酒井 正春
    2006 年 55 巻 1 号 p. 47-50
    発行日: 2006/01/15
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 角山 雄一
    2006 年 55 巻 1 号 p. 51-53
    発行日: 2006/01/15
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
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