RADIOISOTOPES
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51 巻 , 10 号
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  • 府馬 正一, 井上 義和, 宮本 霧子, 武田 洋, 岩倉 哲男, 新井 清彦, 樫田 義彦, 一政 祐輔
    2002 年 51 巻 10 号 p. 381-391
    発行日: 2002/10/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    原子力施設から放出された14Cによる線量を評価するためには, 天然の宇宙線や過去の大気圏核実験に由来する14Cの環境レベル, すなわちバックグラウンドレベルを把握することが重要である。そこで本研究では, 1990年から2000年に日本各地で栽培収穫されたブドウを原料として醗酵醸造されたワインからエタノールを抽出し, その14C比放射能を測定した。
    基本的には, 各年の14C比放射能は日本中で同様な値であったが, ブドウ栽培県の人口密度が高くなるほど比放射能値がわずかに小さくなる傾向が示唆された。人口密度は化石燃料の燃焼による二酸化炭素排出量の指標となり得るので, この14C比放射能のわずかな地域差は, いわゆるSuess効果によるものと考えられる。
    1990年代に14C比放射能は次第に減少した。すなわち, 1990年には260mBq/gCであったが, 2000年には244mBq/gCになった。この2000年の14Cレベルは, 核実験前のレベルを約7%上回っていた。核実験起源の14Cは, 1990年代に半減時間10.3年で指数関数的に減少した。この半減時間は, 同年代及びそれ以前のヨーロッパ, カナダ, 南太平洋における半減時間よりも短かった。このように減少速度に違いが生じた原因としては, 1990年代の日本では化石燃料の燃焼による二酸化炭素排出量が増加し続けていたことが考えられる。
    本研究で測定したワインエタノールの14C比放射能値は, ベンゼン合成法などにより測定された日本および外国における大気二酸化炭素, 木本植物の葉, 草本植物, 植物性食品の14C比放射能値やモデル計算による大気二酸化炭素の14C予測値と同一レベルであった。本研究で用いたワインエタノールの14C比放射能を測定する方法は, ベンゼン合成法など他の14C測定法に比べて簡便である。従って, ワインエタノールの14C比放射能を測定することは, 大気二酸化炭素や農作物を含む植物の14C比放射能を簡便かつ正確に推定し, 植物性食品の摂取を通じた14Cによる線量の評価に寄与できると考えられる。
  • 深野 重男
    2002 年 51 巻 10 号 p. 392-399
    発行日: 2002/10/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    A spreadsheet software, Microsoft Excel, was used to calculate beta-ray spectra, which are necessary to obtain bremsstrahlung data for betaemitting nuclides. The results of the present calculation were compared with numerical data listed in ICRU Report 56, Appendix D.
    The calculated spectra for 14 nuclides among 36 nuclides of importance listed in ICRU Report were in good agreement, 20 showed slight discrepancy, and two, 204Tl and 210Bi, did not agree.
    Among the above-mentioned 20 nuclides, those which emit single beta-ray could be made to agree with ICRU data by multiplying a newly modified correction factor. For the remaining nuclides correction was not applied because no detailed information e.g. maximum energy and intensity of beta rays is given in ICRU Report.
    To calculate“|Γ (γ+ iy) |2of the Fermi function in the formula of a beta-ray energy spectrum, two types of calculation were carried out: 1) direct calculation of infinite product and 2) calculation with approximation used in ICRU Report. The results of both calculations agreed well.
  • 松田 秀晴, 湊 進
    2002 年 51 巻 10 号 p. 400-408
    発行日: 2002/10/15
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 薬学部会インビトロテスト専門委員会
    2002 年 51 巻 10 号 p. 409-481
    発行日: 2002/10/15
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 崇彦
    2002 年 51 巻 10 号 p. 482-488
    発行日: 2002/10/15
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
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