温泉中の希土類元素の定量法を研究し, 別府温泉5箇所, ワイラケイ温泉 (ニュージーランド) および海水 (別府湾) 中より, 希土類元素を定量した。
温泉水10
lよりカルシウム担体を用い, シュウ酸塩として希土類元素を共沈させ, KUR (4×10
12n/Cm
2・sec) で30分照射した。照射後, カルシウムを分離し, 512ch.多重波高分析器を用い, γ線スペクトロメトリーにより定量した。
温泉水中より, スカンジウム (5.3~0.05μg/
l) , ランタン (0.8~0.02μg/
l) , サマリウム (0.34~0.01μg/
l) , ユーロピウム (0.04~0.001μg/
l) , ジスプロシウム (0.5~0.02μg/
l) を定量した。
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