RADIOISOTOPES
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61 巻, 2 号
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液体シンチレーションカウンタによる測定の現状
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放射線治療
  • 出水 祐介, 橋本 直樹, 寺嶋 千貴, 美馬 正幸, 藤井 收, 丹羽 康江, 村上 昌雄
    2012 年 61 巻 2 号 p. 109-116
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/02/29
    ジャーナル オープンアクセス
    陽子線及び炭素イオン線を用いた粒子線治療は,その優れた線量分布により周囲の重要臓器への線量を抑えつつ,腫瘍へ高線量を照射することができる。さらに,炭素イオン線は光子線に比べて高い生物効果を示す。現在,30以上の粒子線治療施設が世界中で稼働しているが,大部分は陽子線治療施設で,炭素イオン線治療が可能なのは6施設のみである。本邦では,9施設が稼働中であり,5施設が建設中または建設決定済み,更に計画段階は多数ある。一般的に,転移のない原発性悪性腫瘍が粒子線治療のよい適応とされているが,頭蓋底腫瘍,頭頸部癌,肺癌,肝癌,前立腺癌,直腸癌術後再発,骨軟部腫瘍などである。粒子線治療を受ける患者は近年急激に増加しているが,本稿にて粒子線治療の臨床成績を概説する。
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