RADIOISOTOPES
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54 巻 , 7 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 白川 芳幸
    2005 年 54 巻 7 号 p. 199-204
    発行日: 2005/07/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    放射線事故, 原子力事故時において, 放射線サーベイメータは必須の放射線検出器であり, 日常の放射線管理においても代表的な機器として使用されている。サーベイメータは空間線量率 (μSv/h, mSv/h) , あるいは計数率 (min-1, sec-1) を求めるものである。通常, 1か所あたりの測定には30秒, より正確な測定には60秒程度の時間が必要である。緊急時, あるいは日常管理においても多数の箇所を測定することに多くの時間と労力を消費することは問題である。特に緊急時には迅速な測定が必須である。この課題を解決するために, 最終応答を待たずに応答初期の段階で最終値を予測する方法を提案した。この方法は異なる2種類のモデルによって構成されている。ひとつは時定数が既知の場合を扱い, 他方は時定数が未知の場合に適用される。実験によって10秒以内に合理的な精度で最終応答を予測できることがわかった。
  • 伊藤 じゅん, 二ツ川 章二, 斉藤 義弘, 世良 耕一郎
    2005 年 54 巻 7 号 p. 205-212
    発行日: 2005/07/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    日本アイソトープ協会仁科記念サイクロトロンセンター (NMCC) では, 既存のSi (Li) 検出器にPure-Ge検出器を組み込んだ3検出器測定システムを構築し, 即発γ線も検出できるようにした。このため19F (p, pγ) 19Fによるフッ素の定量分析が可能となった。フッ素は広域的な環境汚染をもたらす元素として注目されており, 環境学的に重要な元素である。本研究では, 岩手山周辺において採取された湧水及び温泉水に対してフッ素濃度の分析を行い, 他元素濃度と比較した。その結果, 本法で環境水試料中のppmレベル濃度のフッ素が精度±10%で定量可能であることが示された。今回分析を行った水試料中のフッ素濃度は0.30~2.25ppmであった。本法によるフッ素分析は, 他法と比べて分析の過程が簡便であり, Na以上の全元素濃度との比較が可能なことから環境試料への応用が有望である。また, 温泉水に含まれるフッ素濃度の有意な時間的変動は確認できず, 他元素との明確な相関も観察されなかった。
  • 古川 雅英, 赤田 尚史, 床次 眞司
    2005 年 54 巻 7 号 p. 213-224
    発行日: 2005/07/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    沖縄県大東諸島の北大東島と南大東島において, 空間γ線線量率の測定を行うとともに, 土壌試料の分析を行った。北大東島と南大東島における線量率の平均値 (範囲) は, それぞれ106nGy/h (10~140nGy/h) と104nGy/h (10~150nGy/h) であり, 日本国内では比較的高い線量率を呈する地域であることが明らかになった。両島における地質と線量率分布を比較した結果, 90nGy/h以上の地域は赤土 (島尻マージ) の分布域と, 30nGy/h以下の低い線量率分布はサンゴ礁起源の石灰岩露出域と重なった。ICP-MS及びICP-AESによる核種分析では, 赤土試料に含まれる238U, 232Th, 40Kが, それぞれ平均64Bq/kg, 71Bq/kg, 561Bq/kgであると算定された。また, XRFによる分析の結果からは, 赤土の主要化学組成が両島で概ね一様であることが示唆された。これらの結果とその地質学的解釈, 及び大東諸島と大陸との地理的配置などから, 両島に分布する赤土の主要母材は, 少なくとも最終氷期以降に堆積した東アジア起源の風成塵 (いわゆる黄砂) であり, 中国南東部の高自然放射線地域が最も有力な起源地であると推定された。
  • 柳澤 啓, 武田 洋, 宮本 霧子, 府馬 正一, 石井 伸昌
    2005 年 54 巻 7 号 p. 225-228
    発行日: 2005/07/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    Effect of Cu on the carbon transfer from medium to Daphnia magna has been studied. The concentration of Cu in the medium containing mixed algae was 0.1 ppm, 0.3 ppm and 0.5 ppm. The 13C added in the medium was 20 mg/50mL as NaH13CO3. The temperature in the room used for incubation was controlled at 24°C and the light intensity at the medium (in 50 mL beaker) was about 3000 lux (14 hours: light, 10 hours : dark) . After 24 hour incubation, The Daphnia magna and the phytoplankton were dried and 13C abundance of each sample were measured by a 13CO2 analyzer. The 13C abundance in Daphnia magna were 2.9 atom% excess in control, 1.1 atom% excess in 0.1 ppm, 0.6 atom% excess in 0.3 ppm and 0.6 atom% excess in 0.5 ppm, respectively. And in phytoplankton, they were 6.7 atom% excess in control, 6.5 atom% excess in 0.1 ppm, 6.1 atom% excess in 0.3 ppm and 4.0 atom% excess in 0.5 ppm. The 13C abundance in phytoplankton was not so decreased as in Daphnia magna. The lower 13C abundance observed in Daphnia magna were mainly caused by the less intake of phytoplankton derived by the Cu in the medium.
  • 佐藤 久佳, 村中 健, 島 長義, 高橋 晋
    2005 年 54 巻 7 号 p. 229-232
    発行日: 2005/07/15
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    The stable hydrogen isotope ratio (δD) in precipitation in Hachinohe is analyzed for the period from January 2000 to December 2003. The non-weighted mean δD for this period was -53.8‰, although the data exhibited wide scatter (5‰ to -200%‰) . The scatter is most pronounced in winter, attributable to the combination of precipitation originating from the Sea of Japan and the Pacific Ocean in this season. Lower δD values were observed in the Bai-u season and δD values of higher than -10‰ were recorded in spring and autumn. A rapid decrease in δD values following local dissipation of a typhoon was also recognized.
  • 吉田 邦夫
    2005 年 54 巻 7 号 p. 233-255
    発行日: 2005/07/15
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 薬学部会核医学イメージング
    2005 年 54 巻 7 号 p. 257-286
    発行日: 2005/07/15
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
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