40数年前頃より分析用NMR装置の技術進歩により安定同位体である
13Cのシグナルを高感度に検出することが可能となり,D-[1-
13C]グルコースを用いた脳代謝研究が始まり,
in vitro,
ex vivo研究によりニューロンとグリア―アストロサイト―の間で代謝的交流が行われていることが示されてきた。また,20数年前頃よりサーフェイスコイルを用いた
in vivo(非侵襲的)測定法が開発され,ヒト脳での代謝研究が行われ,代謝的交流が精神・神経疾患によって変化することが見いだされている。
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