繊維製品消費科学
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12 巻, 7 号
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  • (第1報) 界面活性剤の染着, 脱落の検討
    近藤 邦成, 鈴木 益太郎, 緒方 忠, 石 英輔, 加藤 みつ子
    1971 年 12 巻 7 号 p. 257-263
    発行日: 1971/07/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    1.洗剤の性能を評価する上で, すすぎ性は最も重要な因子の一つである.従来, 衣類用洗剤のすすぎ性は実際洗たくによるすすぎ液上の泡の残り具合により, 一般には間接的に評価がなされてきた.
    本報告は洗たく後の繊維に残存するアニオン活性剤を定量することにより, 洗剤のすすぎ性能を直接的に評価し, 従来の視覚によるすすぎ液上の泡残りによる評価法との関係を明らかにし, 且つ家庭洗たくにおける最適すすぎ条件を見出した.
    2.繊維に付着しているアニオン活性剤の定量法としては放射性同位元素の利川が唯一の方法とされているがわれわれはアニオン活性剤の, エタノール抽出, Abbottによるメチレンブルー比色法が実用上使用可能であることを見出し採用した.
    試布としては, 木綿のメリヤス地及び平織地を用い, 洗剤はLAS-Na及びAOS-Naと各種ビルダー配合洗剤を用いた.
    3.視覚による間接評価法と繊維に残存する活性剤の定量による直接評価法との間には良い相関が得られた.家庭洗たくにおける最適すすぎ条件はバッチ式の場合3分2同が適当であり, オーバーフローの場合は更に短時間ですむことが知られた.
  • (第2報) 繊維に残留する洗剤の影響
    近藤 邦成, 鈴木 益太郎, 緒方 忠, 石 英輔, 加藤 みつ子
    1971 年 12 巻 7 号 p. 264-270
    発行日: 1971/07/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    最適すすぎ条件の設定を目的として, 洗たく後のすすぎ方法およびその程度により, 市販洗剤中の界面活性剤がどの程度繊維に染着し, またすすぎ液中に脱落するかは, 第1報 (本誌) で述べた.今回は引続き次の5項目につき検討した.
    1.繊維の黄変におよぼす, すすぎ程度の影響
    2.繊維の強度, 風合い, 耐熱性におよぼす, すすぎ程度の影響
    3.衣類に付着している洗剤の肌に対する影響
    4.けい光増白剤の染着量, 脱落量の定量法に関する検討
    5.けい光増白剤の染着, 脱落におよぼす, すすぎ程度の影響
    その結果, すすがないほうが, またはすすぎが短い方が水道水中の不純物の付着が少なく, 仕上り白度は良好であり, また紫外線照射による黄変も少なく, さらにけい光剤のすすぎによる脱落もなく, 布地の強度, 風合いも, no rinseとすすいだものでは差がみられなかった.残留洗剤の肌に対する影響も本実験範囲内においては, 問題ないと思われた.
  • 鴨川 博美
    1971 年 12 巻 7 号 p. 271-275
    発行日: 1971/07/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 縫製ロボットとしてのフアボット誕生
    河内 保
    1971 年 12 巻 7 号 p. 276-280
    発行日: 1971/07/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 安田 武
    1971 年 12 巻 7 号 p. 281-284
    発行日: 1971/07/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 村本 芳郎
    1971 年 12 巻 7 号 p. 285-288
    発行日: 1971/07/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
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