繊維製品消費科学
Online ISSN : 1884-6599
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61 巻, 10 号
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時辞刻告
解説
シリーズ「感染症と繊維」
シリーズ「SDGsへの取り組みと環境配慮型繊維」
シリーズ「高齢者がつくりだす新しい消費市場」
技術レポート
  • 手島 宏一
    2020 年61 巻10 号 p. 726-729
    発行日: 2020/10/25
    公開日: 2020/10/25
    ジャーナル フリー

    水溶性長繊維「ミントバール」とコットンを特殊撚糸した糸をタオルのパイル糸に用い,仕上加工にて水溶性長繊維を溶解すると,軽い,風合が良いなどの特長を有する高機能タオルが得られる.ここでいう特殊撚糸とはコットンの下撚に対して,逆方向に下撚数の1.5~2.5 倍,上撚する撚糸のことで,この特殊撚糸した糸は,水溶性長繊維が溶解すると,コットンは元の撚とは逆の方向に,繊維1 本1 本が撚を再構築し,繊維間に隙間を持つ状態の糸となる.この状態の糸をパイルとして持つことがタオルとしての利点を合わせ持つことを可能とした.

報文
  • 本田 元志, 廣澤 覚, 西野 重樹, 倉本 幹也, 北口 沙織, 佐藤 哲也
    2020 年61 巻10 号 p. 730-737
    発行日: 2020/10/25
    公開日: 2020/10/25
    ジャーナル フリー

    ピリング等級判定の自動化を目的として,個人によるピリング等級判定のばらつきを調べるとともに,畳み込みニューラルネットワークを用いて試験後の生地の高さデータから機械的に等級判定を試みた.調査の結果,目視のみの現状の判定法では経験者であっても差が生じ,その差は2〜4 級の試料で大きくなる傾向を確かめた.ネットワークによる判定では約60%の試料で人と同じ等級に判定することが可能であり,約90%の試料で人の判定の最小等級から最大等級の間に判定することが可能であった.ネットワークの判定は人の判定の平均等級との相関も人と同等で,誤判定した場合の誤差も小さかったことから,安定したピリング等級判定に活用できる可能性が示唆された.

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