繊維製品消費科学
Online ISSN : 1884-6599
Print ISSN : 0037-2072
ISSN-L : 0037-2072
28 巻, 10 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 雙田 珠己, 八島 直子, 太田 俊子
    1987 年 28 巻 10 号 p. 395-401
    発行日: 1987/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 有沢 正俊
    1987 年 28 巻 10 号 p. 402-408
    発行日: 1987/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • (1) 色の知覚
    佐川 賢
    1987 年 28 巻 10 号 p. 409-413
    発行日: 1987/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 今井 順子, 米田 守宏, 丹羽 雅子
    1987 年 28 巻 10 号 p. 414-422
    発行日: 1987/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    接触冷温感の客観評価値として, 一定熱量をもつ熱板からその接触物体への熱移動における初期熱流束最大値qmaxの妥当性を官能試験により明らかにするため, まず, 皮膚が接触する物体として熱良導体の銅熱板を用いて冷温感官能試験を行い, 接触冷温感における刺激閾, および弁別能力を求めた.次いで接触物体として布を対象としてqmaxと冷温感との相関, 環境温度の影響, 布表面形状の影響について検討した.
    その結果, (1) 銅熱板を用いた官能試験: より, 手の皮膚の温, 冷を感じない温度は皮膚温によって決まり, 皮膚温より3~4℃低い.また, 温度差の弁別能力は, 被接触物体の温度20~35℃で1~2℃で, 環境温度が高くなると温度差の弁別が悪くなり, 個人差が大きくなる傾向が認められた. (2) 測定物理量qmax値が布の接触冷温感と高い相関をもつこと, 環境気温が高い場合, 冷温感の判断があいまいになること, 布の厚みが1mm以下になると接触冷温感の官能判断が不安定になることなどが認められた.
    以上より, 接触冷温感の客観的測度としてのqmaxの妥当性が官能試験から裏付けられた.
  • 許斐 毅志, 大西 貴子, 町井 博子, 和田 京子, 伊藤 久美子
    1987 年 28 巻 10 号 p. 423-430
    発行日: 1987/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    3社のアイロン性能の適合性を, 種々の繊維の適正アイロン温度を根拠にして評価した.その結果, アイロンダイヤルの温度のセット点におけるズレのために, 30及至70℃の温度差が生じ, また3社の中で2社のアイロンの性能はあまり適当ではなかった.
    アイロン操作時における布の温度変化や残存水分量, および繊維のガラス転移温度を検討した.更に, 残存水分量と効果的なセットの関係をプリーツ保持率によって評価した・アイロン掛けと布状態の組合せの系における効果的なセットの順序は,
    霧吹き布―スチームアイロン>風乾布―スチームアイロン>霧吹き布―ドライアイロン>風乾布―ドライアイロンであった.
  • (第1報) ―視感と対応する計測評価法について―
    寺主 一成, 佐藤 哲也, 中村 妙子, 吉川 清兵衛
    1987 年 28 巻 10 号 p. 431-437
    発行日: 1987/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    防汚加工された布地や汚れた布地について, 洗浄性や洗浄力を定量的に評価しなければならないことが多い.これまで行われてきたような, 洗浄前後の試料の表面反射率値による評価法は, その意味に問題があると考えられるので, 汚染および変退色用グレースケールに共通する構成原理を応用して, 色濃度変化率による新しい洗浄力評価法を考案した.計算式はつぎの通りである.
    洗浄力をグレースケール等級値に準じる計測値として表示するとき
    ND=5.5-ln〔{1-ΔC*/ (C*0-C*W) } / (ω・KD)+1〕/ln2
    ここで
    ND: 洗浄力の計測評価値 (1.00~5.50の値をとる)
    ΔC*: 洗浄前後の試料の色濃度差C*0: 洗浄前の試料の初期色濃度値
    C*W: 白布の色濃度値ω=0.37: スケーリング定数
    KD=0.125: 色濃度水準定数
    洗浄力をパーセントで表示するとき
    DN (%) =100-32.06×ln〔{1-ΔC*/ (C*0-C*W) } /0.04625+1〕
    DN: ND値から変換した洗浄力 (%)
    新しい計算式による洗浄力の評価値を, これまで広く用いられてきた反射率に基づく評価値と較べると, 初期汚れ水準が少ない場合には, 両者の間にそれほどの差異はないが, 初期汚れ水準が大きくなるにつれて, 両者の間の開きは次第に増大してゆく.
feedback
Top