繊維製品消費科学
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21 巻, 4 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 吉川 清兵衛
    1980 年 21 巻 4 号 p. 140-150
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ―省エネルギーおよび安全衛生に注目して―
    奥窪 朝子
    1980 年 21 巻 4 号 p. 151-154
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ―消費者の安全確保のために―
    大柿 好春
    1980 年 21 巻 4 号 p. 155-161
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 石川 章一
    1980 年 21 巻 4 号 p. 162-166
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 佐貫 治夫, 山石 健次, 佐藤 文夫
    1980 年 21 巻 4 号 p. 167-170
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    綿布をヒドロキシメチル基をもつ反応型含リン難燃剤THPCで加工した場合, どのくらい遊離ホルムアルデヒドが検出されるかについて, 難燃加工効果と対比しながら検討した (アミノ樹脂を併用した場合も含めて) .
    加工布からの遊離ホルムアルデヒド量は多量に検出され, 特にソーピングを行なわない場合は問題にならないほど極端に多量であった.またたとえソーピングを十分に施しても厚生省令による規制値を超過し, 十分な難燃性が得られしかも遊離ホルムアルデヒドがまったく検出されないという場合はなかった.これらの結果, 遊離ホルムアルデヒドが問題となる製品に対しては, 難燃剤THPCの使用は注意を要する.
  • ―スカートスタイルの重ね着効果について―
    花田 嘉代子, 三平 和雄, 河野 貴久, 小山 セツ子
    1980 年 21 巻 4 号 p. 171-176
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    ショーツ, パンティストッキング, ガードル, ペチコート及びスカートから成る下半身スカートスタイル25種の着装について, 下半身を12個所に分割した位置で, 着衣によって得られる熱抵抗を, サ_マル・マネキンを用いて計測した. (1) 局所別熱遮断効果の部位別プロフィルが相互に比較検討された.またペチコートの効用, 重ね着順序にガードルが及ぼす影響, ギャザースカートのギャザー効果などが検討された. (2) 各衣服パーツの有する熱抵抗の総和とそれらを重ね着したときの熱抵抗との比をもって相互に比較した.とくに腰部及び大腿部の効率をペチコートの有無重ね着枚数の影響から検討すると同時に, スリム, セミタイト, フレヤー, ギャザー及びキュロットスカートスタイルの着装のそれぞれの特徴を解析した. (3) 企身的にみた下半身着装の熱抵抗は, 物理的clo値により表現された.このとき本実験結果は重ね着した着装の熱遮断効果Y (物理的clo値) がNevinsの式Y=0.8× (各衣服パーツのclo値の和) +0.05によく適合することをあきらかにした.
  • ―着衣内の熱気流の移動について―
    花田 嘉代子
    1980 年 21 巻 4 号 p. 177-182
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    通気性の異なる3種のスリーブレスワンピースの局所別熱抵抗を, サーマル・マネキンを用いて測定し, 着衣内を流れる熱気流の挙動を, ウエストの間隙を種々変化させて考察した.また, 新しく分割式サーモインテグレータを試作し, 間隙を設けた被覆状態で, 上下端を開放, 密閉, 一方のみ密閉した時の熱気流移動に基づくインテグレータ表面の温度分布を測定し, ワンピース着衣の場合をモデル的に解析した.
    同一形態の衣服でも, 着衣内熱気流は間隙の有無及び布の通気度の大小によって挙動を異にすると同時に, 表面温と気温との温度勾配によっても異なる.また, 一般に立位静止の場合, 下肢から頸部へ抜ける気流の煙突効果は起りにくく, 開口部を工夫する必要があるが, 胸部の布目を通して移動する気流の役割は大きい.そのとき下半身の熱遮断効果は低下し, 上半身の気流排出口付近の温度が上昇する傾向がある.
  • ―重ね布の透湿抵抗値の風による影響―
    内藤 道子, 中島 利誠
    1980 年 21 巻 4 号 p. 183-187
    発行日: 1980/04/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    異なった種類の布を組み合わせた重ね布の透湿抵抗値の加成性のずれについて解析した.その結果, 布間の透湿抵抗値を表面透湿抵抗値に含めて全透湿抵抗値を見直すと, 大体, 加成性が成り立った.つぎに各重ね布について布の固有透湿抵抗値と表面透湿抵抗値が, また布の表面状態の違いによるそれぞれが, 風によって受ける影響について検討した.測定は前報に準じてカップ法で行った.風速は0.1, 0.6, 1.7m/secの3段階とした.測定の結果, 各重ね布の全透湿抵抗値は無風時 (0.1m/sec) と比べて有風時 (0.6m/sec, 1.7m/sec) には減少することが分った.その際, 各重ね布の固有透湿抵抗値は綿ビロードを除き, 有風時もその変化がほとんどみられなかった. (3図参照) しかし表面透湿抵抗値は風速の比較的小さい範囲 (V=0.1~0.6m/sec) で明らかに減少が認められた (2図参照) なお, 異なった.種類の布を組み合わせて重ね布とするとき, その重ねる順序を変えて風速の影響を見たが, その差は認められなかった.また綿ビロードを用いた実験では布の表面状態のちがいによる風の影響は, とくに認められなかった.
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