繊維製品消費科学
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26 巻, 10 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • ―ヒーブの立場で企業の在り方を考える―
    玉木 茂子
    1985 年 26 巻 10 号 p. 407-411
    発行日: 1985/10/25
    公開日: 2010/09/30
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  • 菅原 正博
    1985 年 26 巻 10 号 p. 412-415
    発行日: 1985/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 荻野 勝
    1985 年 26 巻 10 号 p. 416-422
    発行日: 1985/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    社会の成熟化とともにわれわれの衣生活は, より質的な充実を求めて徐々に変貌をとげつつある.今度“生活と消費科学”のタイトルの下に新しい講座を開講することとなった.この講座シリーズでは, 日常の衣生活を座標の中心にすえて, 社会, 産業, 「ひと」のアングルから, これ迄の消費科学が得た成果とこれから果すべき役割りを有識者に執筆していただく.すでに始まっている解説シリーズが, これからの消費科学のあり方を模索する先駆的な提言に力点をおいているのに対し, この講座はむしろオーソドックスに今日的な消費科学の再構築を意図したものといえよう.ご期待を乞う.
  • 追沼 龍三, 佐々木 栄一, 長谷 修子, 高橋 三恵
    1985 年 26 巻 10 号 p. 428-431
    発行日: 1985/10/25
    公開日: 2010/09/30
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  • 村岡 雍一郎, 中井 桂子, 相宅 和子, 中林 正子, 山崎 隆, 曽根 健夫
    1985 年 26 巻 10 号 p. 432-437
    発行日: 1985/10/25
    公開日: 2010/09/30
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    羊毛布をジクロロイソシアヌル酸ナトリウムで塩素化し, 続いて亜硫酸水素ナトリウムで脱塩素処理して繊維分子中にスルホン酸基, カルボキシル基, アミノ基などのイオン解離基を生成させ, トリフェニルメタン系塩基性染料Malachite Green, Crystal Violetのフリーベースを熱転写捺染し, 初期耐光堅ろう性を検討した.繊維分子にイオン解離基を導入することにより染色性ならびに転写効率が向上し, 初期耐光性も好転した.しかし, 処理布を転写前にpH緩衝液に予浸した場合のpH値/耐光性の相関関係は見出せなかった.
  • ―縫製条件と布物性の影響―
    島崎 恒蔵, 綾 久仁子, 中野 喜久子
    1985 年 26 巻 10 号 p. 438-444
    発行日: 1985/10/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    本研究は工業用1本針本縫差動上下送りミシンを用いて, 差動上下送りの条件を変えた場合の差動送り効果について明らかにするとともに, 布のどのような物性 (諸元) が差動上下送り効果を高めるかについても検討を行ったものである.得られた結果をまとめると次のようになる.
    (1) 縫合布を一定として差動上下送りミシンにより縫製を行った場合には, la, lbをそれぞれ下送りおよび押え送りの移動長さとしたとき (lb-la) lb/laなるファクターに対して, 上布および下布の縫縮み率, 縫ずれ率のいずれも良好に整理することができた.
    (2) 差動送り条件とともに下布の縫縮み率はいくらか減少する傾向を持つが, 上布の縫縮み率は急激に増加して差動送り効果が顕著にあらわれる.このときの下送め部と押え送り部における見かけのすべり量を算出すると, このすべり量のいずれもが上記の (lb-la) lb/laに対してほぼ整理できた.
    (3) 布の物性と差動送り効果との関係をみるために縫製条件を固定して13種の布を縫製し, 縫ずれ率に着目して重回帰分析を行ったところ, 布の重量, 表面摩擦係数, 曲げこわさの3変数を取り入れたモデルが最も良いモデルと判定された.このうち布重量と摩擦係数は送り歯による布の把持しやすさと結びつくものと考えられるが, さらに摩擦係数は針板やベッドとの摩擦による下布の送り量の減少とも関係し, 差動上下送り効果を顕著にする.一方曲げこわさは, 布の座屈しにくさを表わしたものと考えられる.
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