繊維製品消費科学
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32 巻, 8 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 四方 章夫
    1991 年32 巻8 号 p. 330-335
    発行日: 1991/08/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 岡野 志郎
    1991 年32 巻8 号 p. 336-344
    発行日: 1991/08/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 阿部 啓二
    1991 年32 巻8 号 p. 345-347
    発行日: 1991/08/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 斉藤 幸子
    1991 年32 巻8 号 p. 348-354
    発行日: 1991/08/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 液圧平衡方式による衣服圧測定
    三野 たまき, 間壁 治子, 百田 裕子, 上田 一夫
    1991 年32 巻8 号 p. 362-367
    発行日: 1991/08/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    多くの研究者が衣服の着用感の指標として衣服圧を研究してきた.しかしながら, 受感部の性能のためにいまだ十分な成果が得られていない.そこで我々は, 新しい測定方法である液圧平衡方式を用いて, 衣服圧測定を試みた.我々の用いた受感部は従来使用された受感部とは以下の点で異なる.
    1) 受感部 (ポーチ) は偏平な小袋で非伸縮性のポリエチレンの膜で作られており, その内部は蒸留水で満たされている.2) ポーチは測定を行う身体部位と衣服に平面接触させることができる.
    3) ポーチが受ける圧力は細いチューブを通して圧力変換器に伝えられる.
    4) ポーチの負荷によって, 被験者の運動は少しも妨げられなかった.また, ポーチ装着によって違和感は全く生じなかった.
    計測システムの較正では, システムの読みと加えた圧力との間でゼロ点を通る直線が得られた.ヒステリシスは-25~150mmHg (大気圧との差圧) の範囲で認められなかった.この計測システムを用いて, ウエストベルト装着時の衣服圧を測定した.衣服圧は呼吸に同期し, その振幅は呼吸に関連して変化した.
  • 液圧平衡方式による衣服圧測定
    三野 たまき, 間壁 治子, 百田 裕子, 上田 一夫
    1991 年32 巻8 号 p. 368-372
    発行日: 1991/08/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    前報で衣服圧測定のための液圧平衡方式を用いた新方法の概略を報告した.今回はこの方法の特性を補足して述べる.
    1) 計測システムの応答速度の時定数は, ポーチ全面を加圧した場合, 平均0.033±0.008s (n=23) であった.また, ポーチの一部を加圧した場合の周波数特性は, 少なくとも28Hzまで平坦であった.
    2) システムの温度ドリフトは認められず (n=10) , ゼロ点の経時変化は35, 37, 39℃において最大0.75mmHg/hであった. (n=39)
    3) ポーチの容積は0.12~0.18ml (n=21) であった.
    4) ポーチに加えた圧力 (X) と計測システムの読み (Y) の関係は, 直線 (Y=0.99X) を示した.
    5) 前報と今回の結果から, このシステムが衣服圧の計測に適していることが分かった.
  • 劉 波, 大矢 勝, 佐藤 昌子, 皆川 基
    1991 年32 巻8 号 p. 373-379
    発行日: 1991/08/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    一連の研究で用いてきた酸化鉄 (III) 粒子と表面化学的性質の異なる固体粒子汚れのモデルとして, フェリックオキシネート (Fe-Ox) を用い, ナイロンメッシュスクリーンへの付着性や泡沫洗浄における洗浄性について検討した.
    一般にFe-Ox汚染布ではベンゼン分散法より水分散法の方が粒子の付着状態が均一となる.既報の汚染液濃度0.2g/lの酸化鉄 (III) 汚染布との比較が可能な表面状態はFe-Ox汚染液濃度1.0g/lの水分散法で得られる.Fe-Ox粒子の浸せき処理による離脱作用は浸せき時間30分間以上 (酸化鉄は5分間) でほぼ一定となる.Fe-Ox粒子の離脱作用は酸化鉄 (III) のそれよりも洗浄性に大きく寄与するが, 運び出し作用の場合はその逆である.これは両者の再起泡エネルギーの対数と洗浄率との関係で得られる直線の勾配を比較することにより明かとなる.また界面活性剤の吸着性の違いにより, Fe-Ox粒子の洗浄では酸化鉄 (III) の洗浄でみられたCWCが認められない.
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