繊維製品消費科学
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45 巻, 9 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 圓山 茂夫
    2004 年 45 巻 9 号 p. 692-698
    発行日: 2004/09/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 植竹 桃子
    2004 年 45 巻 9 号 p. 699-706
    発行日: 2004/09/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 前島 雅子
    2004 年 45 巻 9 号 p. 707-718
    発行日: 2004/09/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    染色・仕上げ分野の技術の向上に伴い, 衣服その他の生活の場では豊富な色彩環境が形成されている.近年とりわけ光線を含む色の採用が増えていることは注目すべきことである.
    本報では染料, 顔料などの色料を全く含まない高分子薄膜においての呈色性を調べた.このような薄膜の呈色は光の干渉現象によりもたらされる.次の2点に立脚して研究を行った: (i) 呈色性と基板表面形状の関係を調べる, (ii) 呈色効果の優れたシリコーンウエハ基板上薄膜試料に対応する最適の分光反射式を探索する.
    これらの試料薄膜の呈色は正反射光を含み, 基板表面粗さと共に低下することが判った.シリコーンウエハ基板上薄膜の分光反射率曲線および薄膜反射式の係数を検討した結果, 実験曲線に適合する表現を得ることができた.
  • 村上 かおり, 今岡 春樹
    2004 年 45 巻 9 号 p. 719-725
    発行日: 2004/09/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    前報では, 収集した迷彩柄の特徴を対称性から評価する方法について議論した.その結果, 迷彩柄は対称性の良い柄と悪い柄に分離することができ, 柄の細かさは多様であることがわかった.
    本報では, 迷彩柄と同じく規則性のないランダムな柄を収集するのではなく生成する方法について検討した.ランダム柄は一様乱数に逆菅野積分フィルタを適用し生成した.適用回数を変化させ, 13種のランダム柄を生成した.また柄の対称性と細かさについて, 幾何学柄を基準に, 収集した迷彩柄と比較しながら評価した.
    フィルタリング回数の少ないランダム柄は, 反転対称性ならびに回転対称性の両対称性において, 幾何学柄, 迷彩柄と比較して高い総合評価値が得られた.
    フィルタリング回数の増加に伴い, 柄は粗くなった.しかし最も粗いランダム柄でも, 幾何学柄, 迷彩柄の中では細かい柄であった.より粗い柄を生成するには, フィルタリング回数を指数的に増加させる必要があることが示唆された.
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