数社において工場洗たくを行なった場合の, 綿布の強力減少と重合度の変化を測定し, 両者の関係について工場洗たくの実態を調査考察した.
対象工場としては, いずれも高温多段洗浄方式を採用している洗たく工場を選び, 反復20回の工場洗たくを行なった後, 綿布の強力減少は引張強さ, 白さの低下は反射率, 重合度を硝化法で測定した.
測定結果によると, 20回洗たく後の強力減少は約10%に保つことができるが, 一般に工程によりバラツキは非常に大で, 30%に達することもある.また強力減少が10%程度の場合は, 重合度低下は極めて少ないが, 重合度低下が50%以上に達した場合は, 強力減少は15%以上に達する.
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