繊維製品消費科学
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55 巻, 3 号
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時辞刻告
解説
シリーズ「スキーアパレルの軌跡と展望」
シリーズ「レクチャーします!現代キモノあれこれ」
(第15回消費科学講座講演より)
(第5回ものづくり日本大賞受賞)
報文
  • 平井 郁子, 比嘉 健太, 高見 俊一
    2014 年 55 巻 3 号 p. 208-215
    発行日: 2014/03/20
    公開日: 2017/09/21
    ジャーナル オープンアクセス

    被服系カリキュラムを持つ大学(被服系大学)では,ファッション業界に就職する学生が多くなった.ファッション業界で活躍するためには,どのようなファッションビジネス教育が必要とされているのか,現状の問題点を抽出し,魅力あるファッションビジネス教育は何かを検討することを目的とした.

    まず,被服系大学におけるファッションビジネス科目とマーケティング論といったビジネス専門科目の調査,ファッションビジネス科目以外の被服教育科目の調査をした.

    次に,被服系カリキュラムを持たない大学(被服系以外の大学)がどのようなファッションビジネス教育をしているのかを調査した.

    その結果,被服系大学のファッションビジネス教育は,ファッションに限ったビジネス教育がなされているものの,マーケティング論等の専門的なビジネス科目の教育はなされていない.したがって,専門的ビジネス科目の強化が必要である.

    一方,被服系以外の大学においては,オムニバス形式でファッション業界の現場で活躍している人からの実践的な教育がなされている.

    被服系大学は,ファッションビジネス科目以外のアパレル関連科目,加工・整理科目,材料科目が充実していることが強みである.そのためマーケティング論等の専門的なビジネス科目を強化することにより,ファッション業界で,被服系以外の大学出身者よりも優位にビジネスチャンスを得る可能性がある.さらに,被服系大学と被服系以外の大学が,お互いの弱点を補い融合することで,ファッション業界に有用な人材育成につながることも分かった.

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