繊維製品消費科学
Online ISSN : 1884-6599
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41 巻, 6 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 堀江 珠喜
    2000 年 41 巻 6 号 p. 517-518
    発行日: 2000/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 モーレン
    2000 年 41 巻 6 号 p. 519-528
    発行日: 2000/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 梶原 俊明
    2000 年 41 巻 6 号 p. 529-534
    発行日: 2000/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 石井 眞人
    2000 年 41 巻 6 号 p. 535-543
    発行日: 2000/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    本稿では, 図柄を構成する単位である構成要素を用いて, アパレル図柄の消費者の嗜好を予測するコンジョイントモデルの構築手順と, その応用例について述べる.
    アパレル柄の嗜好傾向は消費者層により異なる.そこで多変量分散分析を用いて消費者属性を決定し, 嗜好予測の事前情報としてコンジョイントモデルに組み込んだ.予測モデルの製品属性は, 図柄の構成要素とそれらの組み合わせを用い, それらを図形属性と定義した.応用事例として, 無彩色ドット柄のワンピースとネクタイを選んだ.これらの手法を用いて最終的に決定した嗜好予測モデルは, 8種のワンピースと1種のネクタイのモデルであった.得られた主な結果を以下に示す.
    (1) 事前情報として, 年齢購入区域, 性および購入区域と性の交互作用の効果が抽出された.
    (2) 最適なコンジョイントモデルは, 2属性, 4レベルの図形属性であった.
    (3) 嗜好モデルの有用性を検討するため, ドット柄のアイテム別二次元画像により評価実験を行った.その結果, ネクタイと比較してワンピースの評価者の正当率は高かった.
    以上より, 事前情報を組み込んだコンジョイント分析によるアパレル柄の嗜好モデルは, 柄の構成要素から消費者の嗜好予測が可能であり, アパレルマーチャンダイジングに有用であると考えられる.
  • 増田 智恵, 今岡 春樹
    2000 年 41 巻 6 号 p. 544-553
    発行日: 2000/06/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    密着衣服原型 (密着衣) の基準線には人体寸法の他に, 凹凸のある体表曲面を平面で覆うための「平面化要素」が“空隙寸法 (密着衣寸法―人体寸法) ”として要る.空隙寸法は立体裁断をしないと得られない.既報では密着衣寸法の構成を平面幾何学的関係から理論的に捉え, 立体裁断なしに空隙寸法を含む密着衣寸法を人体寸法から予測する式を導いた.本報では青年女子60名の空隙寸法を含む密着衣寸法を既報の関係式を用いて予測して, 密着衣の自動平面製図を行った.個々の密着衣の着用実験を行い予測精度を検討した.各基準線の辺とダーツの予測密着衣寸法 (EB) と実際の密着衣寸法 (T) の平均値の差は-0.22~0.22cmの小さな範囲で, (EB) と (T) の相関係数は0.81~0.99であった.空隙寸法を考慮した平面幾何学的関係式を用いることで, 立体裁断なしに個々の体表曲面に適合した立体裁断的密着衣が精度良く平面製図できることが検証できた.前胴部21, 後胴部19の辺の人体寸法を用いて, 約3分で密着衣が自動作成できるシステムを設計した.
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